日本の製薬会社「武田中国」は最近、ファブリー病治療の新薬「瑞普佳」を発表した。
ファブリー病は手足の先端に強い痛みを感じ、発汗しにくいなどの症状がある難病。遺伝子変異による細胞内のアルファ―ガラクトシダーゼ酵素の欠損や低下が原因とされ、悪化すると腎不全や尿毒症、脳卒中、心筋梗塞などを発症するおそれがある。
上海交通大学医学院付属瑞金医院の教授は「ファブリー病患者の多くが青少年期に発症し、重症化している。新たな治療法の導入は、中国のファブリー病患者にさらに多くの治療選択肢を与えるだろう」と述べた。
~上海ジャピオン2021年4月30日発行号