中国が8月24日(木)から原産地を日本とする水産物の輸入を全面停止したことを受け、上海市徐匯区市場監督管理局は最近、スーパーや日本料理店を立ち入り調査したことがわかった。
今回の検査では、日本産の水産物や米、菓子などを対象に、輸入・出入境証明書などに不備がないか、また日本福島県など、すでに輸入禁止となっている場所からの輸入品がないかなどがチェックされた。そのうちある高級日本料理店では、北海道産ボタンエビの産地が証明できないとして、卸会社へのさらなる聞き取り調査が予定された。
水産業界に携わる人の話によると、今回の日本水産物輸入停止によって影響を受けるのは、単価2000元ほどの高級日本料理店が多いという。多くの料理店では海産物の輸入先を替えるなどの調整を急いでいる。(8月24日)
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2023年9月1日