上海発列車が江西省で脱線 桂林行き19人死亡、71人負傷

 5月23日(日)午前2時10分、上海南駅発、桂林行きのK859列車が、
江西省内の余江―東郷区間内で、脱線する事故が起こった。
5月24日(月)時点で、乗客423人のうち死者19人、重傷者11人、軽傷者60人が確認されている。
なお、死傷者に日本人は含まれていない模様。
 調べによると、事故の原因は連日の雨による地滑りだという。
線路から約40㍍上方の山肌が崩れ、約8000立方㍍の土砂が列車に落下してきたと見られる。
江西省では5月、連日の大雨による影響で、約176万人が洪水被害を受けていたという。
 事故発生後、鉄道部と関連地方政府は、
2000人余りの人員を手配し、負傷者の救援と鉄道輸送の復旧に全力を挙げた。
負傷者は全員病院に運ばれ、その他の乗客もホテルなどへ送り届けられた。
 また、事故発生直後はダイヤが大幅に乱れ、
列車28本が運休、31本が折り返し、10本が迂回した。
当日21時15分には平常運行に回復したが、
沿線各駅では、チケットの払い戻し窓口を設け、無料で払い戻しを受け付けた。
(5月24日)

~上海ジャピオン5月28日号より

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