中国ネスレはこのたび、
8月1日(日)から一部乳製品の価格を平均約5%値上げすることを明らかにした。
1月1日(金)の価格引き上げから、今年2度目の値上げとなる。
なお、乳児用粉ミルクの価格は据え置く予定。
値上げの原因について、同社は原材料の高騰によるものと発表。
同社によると、過去1年で原料価格は30%以上上昇したが、
企業努力により小売価格の引き上げは5%未満に抑えたという。
農業コンサルティング会社のアナリストは、2008年のメラミン汚染粉ミルク事件以後、
多くの農家が乳牛を減らしたため、原料の供給減を招いたと分析。
河北省や山東省などでは、原料価格がこの1年で40%上昇している。
なお、ワイス(惠氏)やデュメックス(多美滋)などの粉ミルクメーカーでは、値上げの予定はない。
(6月25日)
~上海ジャピオン7月2日号より