上海―南京を結ぶ高速鉄道「滬寧城際鉄道」の開通に合わせ、
7月1日(木)に開業した上海虹橋駅では、設備が整わずに利用客らの混乱が生じた。
初日は案内掲示板の不備から、道に迷うタクシー運転手が続出。
このためタクシーが不足し、乗り場に30分以上タクシーが来ないなど、100人近くの列ができた。
また、同駅と隣接する西交通センター公共交通ターミナルでは、同日、路線バスを6路線運行。
しかし、七宝や?庄を経由する利用客の多い「虹橋ターミナル5路」路線バスでは、
通常最長25分に1便のところ1時間以上発着しなかった。
さらに、万博会場との間を結ぶ「世博19路」には乗り場案内が設置されておらず、
乗客のいない空運転が続いた。
このほか、同駅地下にはショッピング街の準備が進められているものの開業の見通しはまだ立っておらず、
レストランや銀行の利用者は虹橋空港第2ターミナルビル付近を利用した。
他にも、トイレ内にゴミ箱が設置されなかったこともあり、使用済みのちり紙が散乱するなどしていた。
(7月3日)
~上海ジャピオン7月9日号より