目玉ツアー体験記 in 桂林

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桂林山水甲天下
in 桂林

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幻想的な漓江下りの風景

短期間で桂林満喫

 5年ぶりの中国にもすっかり慣れた。
そこで国慶節休みには留学時代を思い出し、
まだ行ったことのない中国国内へ妻と2人旅行へ行くことにした。
 といっても、せっかくの貴重な休み、家でごろごろする時間も確保したい。
そこで見つけたのが、2泊3日・桂林の旅だ。
毎日催行しているので、迷わず休みのど真ん中を選択した。
 学生時代のように寝台列車などに乗る時間はない。
飛行機でひとっ飛びして到着すると、現地ガイドとともにホテルへ。
荷物を置いたら、まずは市内最大の公園「七星(しちせい)公園」を訪れ、
精進料理の昼食だ。
 次は、何と60万年も前に形づくられたという、
桂林の代表的な鍾乳洞「芦笛岩(ろてきがん)」を訪れる。
500㍍連綿と続く岩岩に、妻と2人圧倒されまくる。
夜は市内の繁華街・正陽街を練り歩き、1日目は終了。

20元紙幣の世界へ

 2日目は、桂林観光のハイライト・漓江(りこう)下りへ。
遊覧船に約5時間揺られ、幻想的な山水美の世界に浸る。
何でも20元紙幣ウラのデザインは、ここの景色がもとだそう。
早速、紙幣を手に、記念写真をパチリ。
我々を見て、周りの乗客もみんな同じことをやっていた。
 下船後は、陽朔(ようさく)観光。
カフェや土産店が並ぶレトロな雰囲気の「西街」を散策する。
夕食は川魚のビール煮(!)など、
漓江の恵みがふんだんに使われた、陽朔の郷土名物料理を堪能した。

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川で髪を洗う〝長髪族〟ヤオ族の女性

長髪族の女性と遭遇

 いよいよ最終日。
この日は専用車に4時間半ほど乗り、
丘陵に沿ってビッシリと開かれた棚田が有名な「龍勝(りゅうしょう)」を訪れる。
「日本の棚田とは規模が違うね~」と感嘆する妻。
今は実りかけの稲が見渡せたが、季節ごとの変化も見てみたいものだ。
さらに、途中寄ったヤオ族の村では、女性がくるぶしまで届く長い髪を蓄えていたのが印象的だった。
 怒涛の2泊3日だったが、上海とは全く違う景色に触れて、大満足だ。
年のせいか、さすがに少し疲れたので、残りの休みをのんびり満喫したいと思う。

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~上海ジャピオン9月10日号より

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