週末僕はココ行きたい! 上海磁浮科技展示庁




行ってみたい風変わりなあのスポット。
好みじゃないと渋々のパートナーはこう攻略?!


女「ふぅ、やっと上海の我が家に帰り着いたわね。それにしても日本の年越しはやっぱり格別。
上海だと年末の慌しさがなくて、年越し感がないのよね」

男「君だけ日本に帰省して、僕は上海で仕事ってひどいよな」
女「まあそんなこと言わないで。頼まれた新幹線のプラモデル、ちゃんと買ってきてあげたんだから良いでしょ」
男「おお、ありがとう! 
先月初代新幹線の〝0系新幹線〟が営業運転終了したんで、無性に欲しくなったんだよ。そのお土産だけを楽しみに、正月休みもなく働いてたよ」
女「私よりプラモの方が大事みたいね。あなた新幹線も好きなの?」
男「好きだよ。子どもの頃新幹線って言ったら〝0系〟だったから、特に懐かしくてさ」

女「時代はもう新幹線じゃなくてリニアでしょ。東京から名古屋までリニアつなげるっていう具体的な話があるじゃない。
あ~あ、空港からの帰りにリニアに乗ればよかったわ。あの430㌔のスピードは刺激的!」

男「早すぎて、外見てると気持ち悪くなるんだよなあ。
乗るのは次の帰国の時にして、とりあえずリニアを見に行こうか。始発駅の龍陽路駅1階に、リニアの科学技術展示室があるんだ」
女「ふ~ん。それこそ、次の帰国のときについでに寄れば」
男「いつも大荷物だから無理だろ。リニアの構造に興味ない? 大体、リニアが浮いて走っていることすら忘れてないか?」
女「そっか、浮いてるのよね。あれどうやって重そうな車輌を浮かしてるのかしら」
男「おっ、興味持ってきた? 
じゃあ、展示室で車輌を使った説明や内部構造を見て、どうやって浮いてるか知りに行こう」
女「う~ん。他にももっと面白い展示があったら考えるわ」

男「イギリス、フランスとか世界各国のリニア開発の歴史とかどう? 各国のリニア車輌模型も置いてあるって話だぞ」
女「リニアのある国って、日本と中国だけじゃないの?」
男「おいおい、中国リニアの技術はドイツのだろ。
模型楽しみだなあ。君に買ってもらった新幹線のプラモと比較しよっと」
女「勝手に比べてたら。私は本物に乗ってくるから」
男「待ってよ。君の好きな体感系の展示物もあるみたいだよ」
女「何? その場で時速430㌔が体験できるの?」
男「いや、自転車こいで、時速が測れるんだって」
女「何それ、一気にアナログ的な感じになったわね」
男「そんなことないだろ。
そうだ、夕飯代かけて自転車の時速勝負しようよ。ハンデとして、時速10㌔分あげるから」
女「ふん、私の身体能力見くびってるでしょ。勝負してあげるわ。あなたに負けるはずないし。何食べに行きましょうかね~」

【information】
住所: 龍陽路2100号
電話: 2890-7281
時間: 9時~17時半
料金: 10元(当日のリニア乗車券提示で無料に)
休館日: なし
アクセス: 地下鉄2号線「龍陽路駅」そば、リニアモーターカー「龍陽路駅」1階

~上海ジャピオン1月9日発行号より

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