友人の上海最後の日 西の横綱級リッツに1泊
金融危機の影響か、仲の良かった奥さまが、また1人本帰国…。
こうして1人帰る度、自分だけが上海に残って、周りはみんな帰ってしまうんじゃないかと、ソワソワしてきます。
感傷に浸っていると、「上海最後の日、どこのホテルがいいと思う?」と、彼女からご質問。
これは友として、彼女を気持ちよく上海から送りださなくては!
パソコンに向かうこと10分、上海最後の日に相応しいホテル見つけましたよ。
そのホテルとは、米国大統領も泊まったという、憧れの5ツ星ホテルの1つ「ポートマン・リッツ・カールトン」。
デラックスルーム宿泊+朝食2人分付きのプランで、価格は通常4000元のところ、半額以下の1840元でございます!
欧米人の客が85%
そうと決まれば、彼女と一緒、デラックスルームを見せてもらいにホテルへ。
タクシーでリッツ・カールトン前に乗り付け、宮殿のようなロビーラウンジを左手に眺めながら、フロントへ。
お客さんの85%が欧米人というだけあり、欧米人の方が目に付きます。
こうした空間にいるだけで、セレブ気分が沸々と高まってしまう私と友人でございました。
内装一新でより豪華に
部屋の内装は、金色を基調としたファブリックに紫檀の中国家具が相まって、ゴージャスな雰囲気が漂います。
加えて、大きな37インチの液晶TVや、ラジオも聞けるCDプレイヤー、そしてDVDプレイヤーもあり。
ベッドは寝心地を追求した特注品で、高級羽毛の枕とクッションも――。
こうした内装は、05年~08年まで、4000万元を投じて一新したのだとか。
さすがは、浦西5ツ星ホテルの横綱(私の中では)の貫禄といったところでしょうか、友人の口からトレ・ビア~ンという言葉が聞こえてくるようです。
また、バスルームはバスタブとシャワーブースがセパレート。
洗面台には、お持ち帰り必至のオリジナルのアメニティが並んでおりました。
朝食は〝Tables〟で
最後に朝食を頂くレストラン「Tables」をチェック!
こちらのレストランも昨年にリニューアルしたばかり。
その名の通りテーブルにこだわっており、ハイテーブルの席や飾り格子のついた席など、様々なデザインのテーブルが並びます。
料理は中華、西洋、日本、東南アジアなどバラエティ豊か。
朝食ビュッフェの通常価格は198元というだけあり、期待が持てそう。
時間は6時~11時とのこと。
友人は、もう上海最後の日をここに決めたようで、朝食ビュッフェについては、「居座って昼の分まで食べようかしら」なんて、本気な目で申しておりました。
~上海ジャピオン2月27日発行号より