週末僕はココ行きたい！上海マダム･タッソー蝋人形館

2009/4/10
上海の旅行・ホテル

デート相手はお好みで
ステージで蝋人形と共演だ

女「あ～もう春真っ盛りね。
天気の良い日にデートでもしたいわ、イケメン君と」
男「おいおい、アラフォーになろうっていう君とデートする男なんて、どこにいるんだよ」
女「失礼ね。大人の女性のフェロモン出しまくれば、男の子なんてイチコロよ♪」
男「そっか。じゃあ、僕がイケメン君を紹介する必要はなさそうだね」
女「えっ、あなたの友達って、みんなジャガイモみたいな顔じゃない？　
いつの間にイケメンと知り合ったの？」
男「実を言うと、僕もまだ会ったことないんだけど、今週末、南京西路の新世界城で会う約束してるんだ。君も来る？」
女「うん、行く行く！」
男「じゃあ、決まり。さて、僕は誰とデートしようかな？」

女「男とデートするつもり？」
男「いや、女の子もいるんだ。
セシリア･チャンが良いかな～、それとも、ケリー･チャンにしようかな～」
女「はあ？　そこでどうして芸能人の名前が出てくるの？」
男「だって、行く場所って、新世界城10階のマダム･タッソー蝋人形館だぞ。
イケメンに美女が選り取りみどり♪　
君もニコラス・ツェーやトム・クルーズとデートできるぞ」
女「な～んだ、イケメンって蝋人形なの？　期待して損した」
男「蝋人形だからって馬鹿にしちゃダメだって。むちゃくちゃ精巧に出来てるんだから。
昔、南京東路に置いてあったジャッキー･チェンの蝋人形見たとき、本人かって思ったもん」
女「ふ～ん。人形は人形よ」
男「雰囲気を味わうのが良いんじゃないか。
マイケル・ジャクソンの人形の隣にはドラムが置いてあるらしいから、君はそれ叩いて、僕と一緒に〝ホォーウ！〟ってシャウトしようぜ。
何なら、僕のムーンウォークも特別に見せてあげるよ」
女「恥ずかしいことやめてよ」
男「ノリ悪いなあ。
マリリン・モンローの服とカツラもあるみたいだから、君はコスプレして、映画『七年目の浮気』のワンシーンを再現してくれよ」
女「あのスカート捲れるやつ？　ちょっとやってみたいかも」
男「君の大根足と、モンロー人形のセクシーフット対決。
勝つのはどっちかな～」
女「行ってもいいかなって思ったけど、そんなにけなされてまで行く気はしないわね」
男「冗談だよ、冗談。そこって君の好きなお化け屋敷もあるらしいよ。
３Ｄメガネ掛けて屋敷の中に入るんだって」
女「へえ、それなら臨場感あって、スリル味わえそうね」
男「うん。絶対楽しめるよ。
僕はドサクサにまぎれて、怖がる女の子に抱きつこうかな～」
女「…。やっぱりひとりで行ってきて。
セクハラで捕まっても助けに行かないからね」