久しぶりの豪華料理に舌鼓
オレはウルフ。ロードバイク好きの留学生。中国の国道を自転車で旅してるんだ。いや~、昨日の夜、洛陽に観光に来ていた中国人ファミリーと仲良くなって、晩メシご馳走になっちゃった。「洛陽水席」っていう超豪華なコース料理を食べたんだけど、何でもこれは、中国の無形文化財に指定されている食事で、どの料理にもスープが使われていることが特徴なんだって。麺にワンタン、牛肉スープ、鶏の煮込み…。あんな贅沢な食事久しぶりだった。おかげで元気満タンだぜ!
洛陽は見応えバツグンだったな。そして次の街、三門峡市も有名な観光都市。やっぱり黄河が流れるエリアは、見どころいっぱい、歴史の重みが感じられていいな…。いざ出発だ!
三門峡の巨大ダムに興奮
三門峡って地名の由来にはある伝説があって、その昔、夏王朝の創始者である禹が治水のため、斧を使って高山を切り開き、人門、鬼門、神門という3つの峡谷を作ったことから、この名前が付いたらしい。で、その鬼門、神門を利用して建設されたのがここ、黄河最大のダム「三門峡大坝」ってわけ。くぅ~、ロマンだねぇ。162億立方㍍の貯水量を誇り、年間14億㌔ワットを発電できるとか、スケールデカすぎでしょ。今はちょうど放水期だから、ゴウゴウと黄色い水が噴き出ていて、まさに圧巻。飲み込まれそうだぜ。
で、黄河はそのまま市中心にまで流れていて、ダムのほかにも「天鵝湖城市湿地公園」とか水辺の観光地が多いんだよな。よし、明日は市の中心に戻って、その辺りを覗いてみるとしますか。さあ、次の街を目指してゴーイングハイウェイ!
~上海ジャピオン2017年8月25日発行号