ナシ族の文化を満喫

オレはウルフ。ロードバイク好きの留学生。中国の国道を自転車で旅してるんだ。さ～てと、今日はたっぷり麗江市を観光して回ろう。まず外せないのが、世界文化遺産に登録されている「麗江古城」だよな。ここは納西（ナシ）族の文化が色濃く残る古城で、黒々とした瓦屋根や石畳がびっしりと敷かれた街並みがシックでいい感じ。お～、さすが有名な観光スポットだけあって、観光客でいっぱいだ。

オレも久々に土産物とか物色しちゃおうかな～。ん、この藍色に染め抜かれたストール、結講オレ好み。これは「東巴扎染」っていう、ろうけつ染めで染め上げた工芸品なんだって。でもプリントされている、この可愛らしいイラストはどういう意味なんだろう…なるほど、これはナシ族に伝わる文字「東巴文」で、世界で唯一現在も使われている象形文字なんだ。お、よく見ると街のあちこちにこの文字が描かれている…、英語訳も付いているからわかりやすいな。

 松茸の名産地へ

もう一つの観光スポット「麗江束河古鎮」にも来てみたけど、こっちはゆる～い時間が流れる水郷の街って感じ。こういう場所は川沿いの茶店でゆっくり茶を飲むのが正解だぜ。よし、たっぷり観光できたし、そろそろ次の街へ出発。

次の街「剣川県」は都会ではないんだけど、白族や彝（イ）族、苗（ミャオ）族など多民族が暮らすのどかなところらしい。何でも、松茸が特産品なんだとか…。そうだよな、雲南省の松茸って有名だもんな。もしかしたら松茸が安く手に入るかも!?さあ、次の街を目指してゴーイングハイウェイ！

～上海ジャピオン2017年12月8日発行号