バレンタイン特集②

一味違うアレンジを


Le Marais

ハートに仕掛けを 高濃度フランスチョコ

 メッセージも何もつけず、クールに手渡されたハート型のチョコレート。何気なく食べてみると、中から甘いメッセージを書いたチョコレートが現れる――ちょっとの仕掛けで、プレゼントをもらう人の印象は大きく変わる。
 仕掛けを手助けするのは、フランス出身のオーナーが経営するチョコレート専門店「Le Marais」。店内にはカカオ濃度の高いチョコレートばかりが並ぶ。同店でバレンタイン用に製作される、手のひらサイズのハートチョコ(1個50元~)は、事前の予約注文で、中にメッセージを仕込んでもらうことができる。また、木製の箱など、バレンタインだけのラッピングも用意する。


Le Marais
龍匯路300号214店
TEL: 5891-5104
営業時間: 10時半~20時
※ハートチョコはブラックとホワイトのほか、バラ模様も

分かち合う幸せ ホテルメイドケーキ


コーヒーショップ・ローズ

  バレンタインのプレゼントには、「一緒に分け合う」という選択肢もある。既に付き合いを深めている恋人には、ふたりサイズのハート型ケーキを贈り、一緒に楽しみを分かち合うのも素敵。
 ガーデンホテルの「コーヒーショップ・ローズ」では、「ハート型チョコレートムース(98元)」と「ハート型ストロベリーケーキ(88元)」の予約を受付中。添加物を使用せず、東京ホテルオークラのレシピに忠実に焼き上げたケーキは、安心と満足の味を届けてくれる。
 なお、2月14日(水)18~21時には、バレンタインディナービュッフェ(ふたりで398元)を開催。ここでも同じケーキを食べられる。

コーヒーショップ・ローズ
茂名南路58号
TEL: 6415-1111
営業時間: 6時~24時(テイクアウトカウンター 11時~21時)

義理チョコなら

人間関係の潤滑油? お世話になったあのひとへ

 正直なところ「義理チョコどうしよう」というのが、最大の悩みの人もいるのでは?
 義理チョコを求めるなら、久光百貨地下1階や第一八佰伴7階の食品売り場がオススメ。日系デパートだけあって、バレンタインに向けたチョコレートコーナーもあり、種類も充実している。特に外国の輸入チョコレートの中には、低価格でパッケージもオシャレなもの少なくない。綺麗にラッピングしてもらえば、意見すると、本命チョコにも劣らない立派な義理チョコに早変わり。ここで手を抜かなければ、ホワイトデーで倍返しが待っているかもしれない。
 また、第一八佰伴ではチョコレートフォンデュ用のチョコ缶も販売中。ミルクやビターなど4種類のフレバーがあり、価格は1個180元。恋人や友達とチョコレートフォンデュを囲んでワイワイやるのもいいだろう。

※左からチョコレートフォンデュ用のチョコ缶(180元)、チロルチョコ(2個約2.7元)、
drosteハニーミルク味(約10元)、Starbrookホワイトチョコ(約13.8元)、シガーチョコ(約4.5元)

中国のバレンタイン


男性から女性へ 情熱のバラ花束

 日本のバレンタインは、女性が一念発起で頑張るイベント。しかし中国にいる限り、中国人の彼女を持つ男性はうかうかしていられない。
 中国では、男性が恋人にバラを送る習慣がある。バレンタイン前になると、路上で花を売る人が現れるのもそのためだ。バラの本数にも意味があり、例えば3本なら「愛しています」、4本なら「死ぬまで気持ちは変わらない」、365本なら「毎日あなたを想う」となる。もちろんこれに加えチョコレートやアクセサリー、香水などのプレゼントも喜ばれる。ただし、日本と違って義理バラの習慣はないので、あちこちに贈らないように。
 また、女性の方からプレゼントを贈るケースもある。こちらはマフラー、セーターなどの衣類から、時計、ライターなど人によって様々。
 そのほか、アクセサリーや時計、衣類などペアになったものをお互いに交換することもある。日本ではちょっと人目を気にしてしまうペアルックを堂々としてみるのも、中国ならではのバレンタインの過ごし方かもしれない。

~上海ジャピオン2月9日発行号より

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