太陽の国から来た料理
陽気なラテンのリズムを聴きながら、ピリッと辛いメキシコ料理をパクリ
うだるような上海の夏だからこそ、そんな過ごし方もありかも?
今回はレストランと自家製サルサをご紹介。これでプチメキシコ料理通に!
MEXICO LINDO【メキシコリンド】
モッチリ熱々の
手作りトルティーヤ
メキシコ人の主食と言えるのが「トルティーヤ」。これは、トウモロコシや小麦で作る極薄の皮で、タコスを包んでいるアレのこと。モチモチのものからサクサクに仕上げたものまで様々なタイプがあり、材料に合わせてこれに乗せたり包んだりして、その都度変身させながら食べる。
そんなトルティーヤを厨房で手作りしている店が上海にもある。それが虹梅路にある「メキシコリンド」だ。こちらでは、「TEX‐MEX」と呼ばれるテキサス風のメキシコ料理を提供する。
人気メニューは「タコ・コンボ」(90元)。トルティーヤに、鶏肉や牛肉、ブラック&ホワイトビーンズシチュー、メキシカンライスなどを自由に乗せたり巻いたりして味わう。このトルティーヤのモッチリ具合が絶妙、蒸篭に入って熱々の状態で運ばれてくるのも嬉しい。メニューにあるこの料理の辛さマークはひとつ(MAXは3つ)だけど、それでもなかなか辛い。メキシコ人ぶって「ピカ!(Pica・辛い)」と言いたくなるほど。
そんな時は、練乳たっぷりの「メキシカンフラン」(38元)や、キーンと甘い「フローズン・メキシカンチョコレート」(35元)をお供にするといいかもしれない。
曜日ごとにお得なサービスがあるので、これを上手く利用して、ファミリアやアミーゴと一緒に食事を楽しもう。
【mexico lindo】
TEL 6262-2797
住所 虹梅路3911号1号別墅
営業 11時半~24時
HP www.mexicolindo.com.cn
暑い夏こそメキシコ料理
ZAPATA’S【ザパタス】
マルガリータで乾杯
メキシコ気分へ一直線
手の甲に乗せた塩を舐め、テキーラを飲み、レモンを齧る。これがメキシコ伝統のテキーラの飲み方。その一連の流れをひとつにまとめ、スタイリッシュにしたカクテルが「マルガリータ」だ。本場では、特に女性に人気で、日常的に飲まれている。
上海で「マルガリータ」を飲むなら、衡山路の「ザパタス」がオススメ。「ピンクマルガリータ」や「キャデラックマルガリータ」など、様々な種類のマルガリータを揃えている。特に女性は、水曜日なら無料で1杯頂けてしまう。
もちろん、メキシコ料理も充実。タコスやブリトーなどのほか、豪快なグリル料理も。外国人客が多いせいか、店内には、国籍や文化が溶け合う不思議な一体感、そして居心地の良さがある。
【ZAPATA’S】
TEL 6474-6166(17時まで)
6433-4104(17時以降)
住所 衡山路5号営業 17時半~翌1~2時(週末は翌3~4時まで)
HP www.zapatas-shanghai.com
TACO POPO【タコポポ】
手軽にササッと
メキシカンフードを
メキシコの街には、「タケリーヤ(屋台)」がたくさん! 価格もハンバーガーやホットドックで10ペソ(約120円)程度と割安なので、庶民の間で親しまれている。
屋台と同じように、上海で気軽にメキシコ料理を楽しむなら「タコポポ」も外せない。こちらは、メキシカンファーストフード店といった感じ。ハンバーガーやチミチャンガ(トルティーヤを使った包み揚げ)などが23元~33元で味わえる。深夜まで営業しているので、周囲のバーで飲んだ後にふらり立ち寄るなど利用価値も高い。
デリバリーも受け付けており、ランチやホームパーティにも利用しやすい。
【Taco popo 銅仁路店】
TEL 6289-3602
住所 銅仁路78-80号3階
営業 11時~深夜
~上海ジャピオン8月10日発行号より