アワビやフカヒレ付き
本格中華を心ゆくまで
上海での日系老舗ホテルと言えば「花園飯店」。1920年代の歴史ある建築物を改修した格式高いホテルだ。
ここの2階の中華料理店「白玉蘭」では、点心&広東料理を中心とした中華のランチビュッフェを提供している。
飲み物は別途で、菊花茶やジャスミン茶、ウーロン茶が12元、ソフトドリンクは18元、朝日の生ビールは20元~。
料理はすべてオーダー式。「上海蟹の特製ソース漬け」や「フカヒレとスッポンのスープ」、「アワビのオイスターソース煮込み」など5品の特別メニューは1人1品選べ、それ以外のオーダーは無制限。
中でも日本人に人気が高いのは、エビチリの元祖とされる広東料理「エビのケチャップソース炒め」に、高級食材を使った「ナマコのトウガラシ炒め」、ブラックペッパーのピリリとした辛さが利いた「牛肉の黒胡椒風味」。
途中、濃厚なスープに思わず唸る「蟹ミソ入り湯包」や「上海風小籠包」で休憩を挟もう。
〆には「四川風担担麺」や「アワビ粥」。デザートも「マンゴープリン」や「杏仁豆腐」、「タピオカココナッツミルク」など全6種あるので、デザート用のお腹を残しておくことを勧める。
店内には3つの「プライベートルーム」(部屋代200元・500元)を完備。大部屋は最大36人までOKなので、会食やパーティーに持って来いだ。
また戯曲『八仙過海』に登場する仙人が彫られたインテリアなど、中国古来にタイムスリップしたかのような気分にさせられる。
都会のハイセンス空間
中東料理も食べられる
上海の経済発展を象徴する、近未来の世界に佇む「浦東シャングリラホテル上海」。軌道交通2号線「陸家嘴」駅から徒歩5分、東方明珠塔も望める最高の立地だ。
同ホテル2階の「イー・カフェ」では、昨年11月、ビュッフェの内容をリニューアル。ビジネスマンのニーズに応え、「ハンバーガー」や「ブリトー」といった軽食メニューを取り入れ、価格も298元から188元へ値下げした。
ここの魅力は、各国料理が充実していること。サラダやシーフードカウンターのほか、マレーシア、インド、中東などの料理を提供するオープンキッチンを用意。
各国シェフが手掛ける料理は、まさに本場の味。ホテルビュッフェでは珍しい中東料理が食べられるのもポイント高い。
そして忘れてはいけないのが、凄腕のフランス人パティシエ・ヤニック・アレノ氏が手掛けるスイーツ。
カップケーキやシュークリーム、ソフトクリームなど、どれも逸品だ。ビュッフェではソフトドリンク1杯付き、食後のコーヒーも含まれる。フレッシュジュースは別途32元。
トルコ人デザイナーが手掛けた内装は、ハイセンスな都会の雰囲気にピッタリのショッピングモールのよう。買い物に悩みながらもウキウキする、あの感じ、選ぶ楽しみがそこにある。
土日の「サンデーブランチビュッフェ」(358元)では、「Xbox」や「iPad」で遊べるキッズスペースを完備、親子連れで賑わいを見せる。
賑やかな商業ゾーン
日本の刺身や寿司も
「華潤時代広場」や「上海第一八佰伴」といったショッピングモールが立ち並ぶ浦東の商業ゾーン。
この並びに位置する、ラグジュアリーな5ツ星ホテル「インターコンチネンタル浦東」の1階にあるのが、その名も「Level One」だ。
赤を基調とした伝統的なインテリア、約200席の広々としたスペースでいただく食事は、贅沢のひと言に尽きる。
+18元でソフトドリンク飲み放題が付けられる。中華を中心に日本の寿司や刺身、インドやタイのカレーなどアジアンフードも充実。
鮮度にこだわった刺身はすべてマレーシアやフィリピン、ロシアから輸入、有機野菜のみを扱っている。さらにまるで専門店のような構えの麺コーナーでは、好きな麺と具材をチョイスすると、その場で調理。
そしてデザートは、国際会議の茶会を担当したこともある、中国切っての名パティシエ、パトリック・ゴンが手掛ける。チョコレートムースにミルフィーユ、エクレアと、職人技が光るスイーツが品良く並ぶ。
カップケーキのトップに鎮座するのは、チョコレートで描かれたQRコード。実際に読み取ると、ホテルのお得情報が得られるという、何とも近代的なスイーツだ。
今回は読者限定キャンペーンで、通常価格から40元引きに! 事前予約とジャピオン持参を忘れないこと。ランチの後はショッピング――優雅なアフタヌーンを満喫しよう。
ショッピングモール隣接
シェフがその場で調理
広大な世紀公園、ケリーパークサイドのショッピングモールやビジネスタワーへのアクセスにも至便なロケーションを誇る「浦東ケリーホテル上海」。
ここは、13のオープンキッチンにて世界各地の美食を提供するビュッフェがウリだ。
寿司や刺身といった日本食を始め、マレーシアの麺、広東式BBQ、インド・タイ式カレー、イタリアンなどのフードを、各カウンターに立つシェフがその場で調理する。
シェフもほとんどが料理に該当する国の人。何よりうれしいのが、すべての料理が新鮮かつできたてアツアツの状態でいただけること。
またその日の予約状況にもよるが、月~木曜であれば、テーブルごとに配られるカードでオーダーすると、座っていれば運んで来てくれる。
店内の内装は、時期に合わせてデコレート。今は「復活祭」のイースター・エッグをモチーフとしたランプが飾られている。また昨年から、開放感溢れるテラス空間「パティオガーデン」を新設。
金・土曜の夜には188元で火鍋が楽しめるほか、5月にはBBQも予定している。
そのほか店内にはワインセラーやジュース&コーヒーカウンターを備える。すべて別途料金が必要だが、昼夜ともにオーダー可能。
今回の特典は、同ホテルの微信に登録してクーポンを取得し、割引券を購入するとサービス料が免除! 都会のラグジュアリー空間で絶品料理に舌鼓を打とう♪
南国リゾート地を想う
アラスカのカニを食らう
光輝く上海のダウンタウンに位置し、雄大な外灘ウォーターフロントが望める「ウェスティンバンドセンター」。ロビーには天井まで吹き抜けになった開放的な空間が広がる。
大きな天窓からは自然光が降り注ぎ、本物のヤシの木も。まるでバリやマレーシアのリゾートを訪れたかのような、ゆったりとした南国の時が流れる。
1階の「The Stage」で提供されるランチビュッフェの名物と言えば、アラスカのタラバカニやニュージーランドのムール貝といったシーフード。
専用の冷却設備を備え、鮮度を保った状態で提供される。ほかに〝熱菜〟コーナーでは、点心や粥、スープのほか、アメリカ、タイ、インド、オーストラリアなど全9カ国の料理が日替わりで登場。
またデザートの種類が豊富なのもさることながら、女性パティシエによる繊細でキュートなデザートは見ても食べても楽しい。チョコレートで作られた同ホテルのレプリカ(観賞用)を始め、マカロンタワーも店内に彩りを添える。
店内にはビジネスで訪れる世界各国の顔ぶれが。来るたびにメニューが異なるのもリピートしたくなるポイント。
もちろん、五ツ星ホテルならではの行き届いたサービスも◎。さらに誕生日に4人以上で利用すると、1人分をサービスとするキャンペーンを実施中。身分証を持参のこと。
南国のリゾート地へプチトリップしたかのような、癒しのランチビュッフェに足を運んでみては?
~上海ジャピオン2015年4月10日発行号