週末どこ行く? 恐竜園!
上海から新幹線を使って約1時間半。「常州恐竜園」が今、アツイ!
今週は、大人も子どもも楽しめる恐竜づくしの一大テーマパークを徹底紹介
お出かけには梅雨前の今の時期こそベストシーズン。この機会に行くっきゃない!
遊園地から博物館まで
恐竜尽くしのテーマパーク
巨大な恐竜の化石に「お~っ!」、絶叫アトラクションに「キャーッ!」。親子で、カップルで、友達と、誰といっても我を忘れ童心に帰ること間違いなしのテーマパーク、それが「常州中華恐竜園」だ。
その広さ約4000平方㍍。子ども向けから大人向けまで約30のアトラクションやショー、博物館などを盛り込んだ一大テーマパークとなっている。上海から常州までは、新幹線でたったの1時間15分。気軽にいける距離ということもあり、2000年のオープンから、近年かなりの人気スポットとして定着。週末ともなれば、朝の新幹線は恐竜園へ向かう親子やカップル、友人らで賑わう。
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園内は、入場料+1日乗り物券で120元のワンチケット制。入場後はアトラクションに乗るたびにチケットを見せる必要がないというのも、気が利いている。親子向け施設も充実しており、チケットセンターの隣にある「遊客中心(お客様センター)」では、無料のベビーカー貸し出しサービスを実施し、園内の至るところに休憩場所や広広とした芝生などがある。レジャーシートを広げ、持参のお弁当を楽しむ家族連れも多い。また、6カ所あるレストランは、各店舗で雰囲気が異なり、中華系メニューからハンバーガーやカレーライスなど洋食メニューまで網羅している。
そして肝心のアトラクション。園内は、大きく4つのエリアからなる。子ども向けアトラクションの多い「ファニーダイナソータウン(右図1)」、絶叫系アトラクションの豊富な「ルブラ(同2)」、恐竜時代に迷い込んだような「レインフォレストアドベンチャー(同3)」、それに国宝級の恐竜化石も所有する「中華恐竜館(同4)」だ。次ページでは、それぞれのエリアの見どころを一挙紹介!
園内エリア見どころガイド
恐竜さんと遊ぼう!
「ファニーダイナソータウン
幼稚園~小学校低学年の小さい子ども連れというお父さん、お母さんは、子どもも楽しめるアトラクションを多く取り揃えた「ファニーダイナソータウン」をまず目指そう!
同エリアで子どもたちから大人気を集めているのは、カラフルな恐竜型のジェットコースターがジグザグに駆け巡る「熱舞恐竜車」や、8人掛けのシートが上下にぴょんぴょん跳ねる「跳跳竜」。我が子が無邪気にはしゃぐ姿に思わずシャッターを切りまくってしまうこと間違い無し。
さらに、5月には翼竜に乗って昇降を繰り返しながら空をくるくる舞う「翼竜騎士」と、恐竜の顔をした気球がキュートな「桑巴気球」も登場したばかり。親子で楽しめるアトラクションが満載だ。
絶叫・発狂・気分爽快!
「ルブラ」
絶叫好きなら一目散にココへ走るべし。スリルたっぷりの絶叫系アトラクションが多めの「ルブラ」だ。
代表的なのが、ジェットコースター「雷竜過山車」。円盤がぐるんぐるん回りながら、W字のレールを上下に往復。頭から池に突っ込んでいきそうなスリルがたまらない。そして、円盤型バイキング「瘋狂火竜?」。海賊船が円盤になったものを想像してほしい。この円盤が360度回転しながら、振り子のように右へ左へと最大120度まで振れまくり。最大高度44・5㍍はアジア随一の高さともいわれる。その景色やいかに! スリル好きの子どもには「宝貝団団転」をススメる。
また、同エリアでは、7~8月(詳細未定)にプールも開放される。水着ではしゃぎまわる人もいるかも?
恐竜のジャングルを大冒険!
「レインフォレストアドベンチャー」
ジュラシックパークの世界を再現した「レインフォレストアドベンチャー」は、門を入って右にすぐ、入り口から1番近くに現れるアトラクションだ。
ことし5月初めに改修を終え、労働節にお目見えしたばかりの同エリア。恐竜園としてのプライドをかけて再現された恐竜世界は、正に数億年前のジュラ紀熱帯雨林と見まごう作り。大きな葉のシダ植物がわさわさと茂り、本物の恐竜の大きさに合わせた50体以上の恐竜模型たちが、生きているさながらの様子でスタンバイしている。濃霧の中に聞こえる恐竜の雄たけび。昆虫がカサカサと這いずる音まで、真に迫っている。
気をつけて歩かないと、脇から恐竜が現れるかも! ぐらぐら揺れる吊り橋などを渡る時は、子どもの手を離さないで。
太古のロマンに触れる!
「チャイナダイナソーミュージアム」
このエリアこそ、恐竜園の真髄。「中華恐竜館」は、恐竜好きにはたまらない、恐竜化石博物館だ。
館内では中国各地で出土した100点あまりの化石を展示。中でもジュラ紀前期に棲息した体長5~6㍍の「許氏禄豊竜(ルーフェンゴサウルス)」、約15㍍の体躯を持つ最大級の鳥脚類「巨型山東竜(シャントンゴサウルス)」、恐竜と鳥の進化の謎を解く鍵といわれる「中華竜鳥(シノサウロプテリクス)」の3体の化石は国宝級。
ライトアップされた恐竜たちは、今にも甦りそうなほど迫力満点だ。また、館内では、中国語と英語の解説機を無料で貸し出しているので、利用するのも手だ。中国出土の恐竜世界を堪能しよう。
設備
ベビーカー入り口で無料貸し出し
オムツ台無し
弁当持ち込み可
レストラン6カ所
お土産帽子やぬいぐるみ。恐竜マグなど多数
住所江蘇省常州市新北区漢江路1号
TEL0519-8512-0812
営業時間9時~17時(年中無休)
URLwww.cnkly.com
バスツアーで行く!
楽に安く! が信条なら、上海体育館園内の上海旅游集散中心より毎週土曜日に出ているバスツアーがオススメ。入場料込みで150元という安さは魅力。人気ツアーなので、1週間前には予約を。
料金交通費+チケット代=150元
時間約3時間(片道)
新幹線(動車組)で行く!
とにかく早く行きたい人は、断然新幹線。車内も清潔で快適度はかなり高い。帰りのチケットは特に取りにくいので、1週間前の予約購入がベストだ。
※詳細はジャピオン191号特集「列車とホテルの手配術」参照。バックナンバーは上海ジャピオンHP(www.shvoice.com)を
料金新幹線往復122元(1等利用)+タクシー往復約40元+チケット代120元=282元
時間約1時間半(片道
宿泊で楽しさ3倍!
「オークベイ ガーデンホテル-香樹湾花園酒店-」
泊まるならココ!
日帰りでも十分に楽しめる恐竜園だが、そのすぐ隣にお得な宿泊プランを用意している5ツ星ホテルがある。
それが、恐竜園からドアトゥードアで徒歩3分の「オークベイガーデンホテル」。スタンダードツインで458元~(1部屋)という値段もさることながら、なんと恐竜園チケットおとな2枚、子ども1枚、朝食ふたり分、さらに隣接したゴルフ場の体験券をプレゼントしてくれるのだ。部屋の広さは約43平方㍍、バス・トイレ・シャワーと全てセパレートで、大型の薄型液晶テレビつき、デスクトップパソコンも備え、インターネット無料。もちろん、アメニティも不足なし。日程に余裕があれば、是非とも利用したいプランだ。
住所江蘇省常州市新区漢江路2号
TEL日本語ホットライ6433-1800×114(リュウ)
受け付け時間月~金10~18時
URLwww.oakhotel.cn
ホテルプランスタンダードダブル:日~木528元~、金、土600元~
パークビューツイン:日~木528元~、金、土600元~
☆朝食ふたり分、恐竜園入場券おとな2枚、子ども1枚、ゴルフ体験券付き
備考ベッド追加120元(朝食付き)、チェックイン14時、チェックアウト12時
~ジャピオン5月16日発行号より