金パツくんのさむ~い健康法!?挑戦記

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気温7度・乾布摩擦日和
中国には、「冬練三九」ということわざがある。
心身ともに鍛えるため、
冬の最も寒い時期に修行するべし、
という意味だ。
ならば自分もと、
〝強い男〟に憧れる金パツくんが、
名乗りを上げた。
今年1年の健康祈願の意味も込めつつ、
冬ならではの様々な健康法(?)に挑戦する。
まずは、日本でもお馴染みの
「乾布摩擦」を行う。
やり方は至ってシンプル、布で肌を擦るだけ。
低い気温の中、皮膚に直接刺激を与えることで、
自律神経の働きを高め、
血液循環の活性化を目指す。
実はこの方法、インドや北欧の国々でも行われ、
毎日乾布摩擦をする人は、
風邪や湿疹を患う確率が低いという
研究結果もあるそうだ。
本日は気温7度と比較的暖かく、
絶好の乾布摩擦日和。
レッツトライ!

アドレナリン全開!!
服を脱ぐごとに、
寒さで顔が強張っていく金パツくん。
スタート時の笑顔が嘘のように、
「さみぃ~」と、悲しそうな顔で
身体を抱え込んでしまった。
早く身体を擦らなければ! 
と慌てて渡した手ぬぐいを受け取ると、
すごい勢いで摩擦を始めた。
乾布摩擦のポイントは、
1カ所ではなく、全身を擦ること。
金パツくんも温まりたい一心からか、
必死の形相で身体中を擦りまくる。
3分ほど経過すると、
金パツくんの様子に変化が表れた。
摩擦熱で身体が暖まってきたと言うのだが、
「ポカポカするっス!」、「これいいッスね!」、
「テンション上がってきた~!」と、
やたらしゃべる。
人体は寒さを感じると、
アドレナリンなどのホルモン分泌が活発になり、
基礎代謝量を上げる。
おそらく金パツくんの体内にも、
現在大量のアドレナリンが放出されているのだろう。
しかし、何事もやり過ぎは禁物。
なかなか服を着たがらない金パツくんをなだめ、
次へ向かう取材班であった。

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韓国冷麺で寒さを治める
韓国には、「以寒治寒」という、
寒さや冷たさを以って、
それらを治める、という考え方がある。
特に冷麺は、冬にこそ食べる料理なのだとか。
早速、金パツくんに挑戦してもらった。
取材班が訪れたのは、
韓国料理店「韓林炭焼」。
あっさりスープとコシのある麺で人気の
「韓国冷麺」(22元)を注文する。
料理が運ばれてくると、
金パツくんは豪快に食らいついたが、
「想像より冷たいっス」と、ビックリ顔。
取材班も一口いただいたが、
なるほど、バツグンの冷え具合である。
しかし金パツくんは
「こんなもんでオレは止められないっス」と叫び、
一気に完食!

芯から冷える巨大かき氷
ならば次はもっと冷たいものをと、
取材班は台湾料理店「一茶一坐」へ。
同店は冬でも、
直径約20㌢のかき氷を提供している。
「デカイ…」。
巨大な「紅豆布丁雪花氷」(33元)を目の前に、
言葉を失う金パツくん。
小豆で覆われた表面に、
中にはプリンも隠された、
4人でちょうどいいくらいのビッグサイズだ。
「これは、一気にいかないとヤバそうっスね」と、
勢いよく食べだした金パツくん。
しかし、3分の1ほど進んだところで、
「頭がキーンとする」と手が止まってしまった。
その後休みをいれつつ、
ひたすら食べ続けること40分、
なんとか完食に成功! 
「芯から冷え切ったっス」と
身体を震わせる金パツくんだが、
今回の挑戦は、まだ始まったばかりだ。

【info】
店名:韓林炭焼
住:政立路189号万達商業広場
特力時尚屋4階(×淞滬路)
TEL:3362-0166
営:10時~21時半

【info】
店名:一茶一坐
住:邯鄲路600号万達商業広場
地下1階(×淞滬路)
TEL:3362-8107
営:10時~22時

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ヨーロッパ式自然療法
ドイツを始め、
ヨーロッパ諸国で行われている「自然療法」。
自然治癒力を高め、
健康を保つことを目的とするが、
その中の1つに、冷水と温水を交互に浴び、
新陳代謝の活性化や、
治癒力・免疫力の向上を目指す、
というものがある。
これまでの2つに比べ、
水を使うため、一気にハードルが上がる。
これも強い男になるためだ。
頑張れ、金パツくん!

被るも被らぬも寒冷地獄
冷水と温水が入ったバケツが、
ズラリと並べられている。
その異様な迫力のある光景を目の前に、
金パツくんは、「本当にやるんっスか」と
弱気を見せる。
しかし、取材班から冷水&温水被りの効能を説明され、
なんとか自分を納得させたようだ。
おもむろに「やってやらー!」と叫ぶ金パツくん。
温水入りのタライを掴むと、
ひと思いに全身にぶっかけた! 
現在気温は7度。温水を浴びている瞬間は、
待機中より暖かいはずだが、
その直後、冷たい風が身体に吹きつける。
たまらず「さっみぃ~!」と次のタライに
手を伸ばす金パツくんだったが、次は冷水。
しばし躊躇するものの、
その間も全身の震えは止まらない。
被るも被らぬも寒冷地獄である。
そんな状況下、やけくそになったのか
「もう知らね~」と冷水を被る。
と、突如「ひゅおぉおぉ~」と
奇声をあげる金パツくん。
痛みが全身に走ったらしい。
早く温水を! 
と慌てる取材班の声に、
震える手で温水入りバケツをつかみ、
頭からぶっかける。
しかし、ホッとしたのもつかの間、
またすぐ次に行かなければ、
風に体温を奪われてしまう。
最終的には、冷水も温水も関係なく、
バケツが尽きるまでノンストップ状態となった
金パツくんであった。
そして次に待ち受ける最大の難関へ!

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中国でも盛んな寒中水泳
ロシアやフィンランドなど、
なぜか極寒の地を中心に
愛好者が多い「寒中水泳」。
これもまた、新陳代謝を活発にし、
心臓を強くするといわれ、
各国で盛んに行われている。
中国も例外ではなく、
「冬泳dong1yong3」と呼ばれ、
毎年大会も開かれる。
これをやらずして、
冬の健康法は語れない。
金パツくん最後の挑戦だ!

早朝屋外プールでクロール
楊浦区の屋外プール「上海許昌遊泳池」では
冬季、朝6時半~7時50分のみ開放しており、
毎朝、40人ほどが出勤前に泳ぎに来るという。
そこへ水着姿で登場した金パツくん。
最初は表情が硬かったものの、
体温を上げるため、腕立て伏せを始めると、
気持ちも熱くなってきたようだ。
プールサイドに立った金パツくん。
「やるっス!」と勇ましい声を上げると、
水中に爪先を浸し、
胸に水をかけ始めたが…。
「これヤバイっス」と、慌てて引き返してきた。
温度計を見ると、6・5度と、
初心者にはキツイ水温。
もう無理かな、と取材班も諦めかけたその時、
常連客の女性が泳ぐ姿を見て、
金パツくんの顔が変わった。
「強い男になるんだ!」と叫んだかと思うと、
静かにプールに入っていき、
腰まで浸かった状態で、
ゆっくりと動きはじめた。
そして、「痛い痛い痛い!」と
悲鳴を上げつつウォーキング。
水から上がったその顔は青ざめているが、
どこか誇らしげだ。
さらに続けて、
「ここまで来たら、最後までやるっスよ」と、
クロールを始め、とうとう寒中水泳達成!
最後に一言求めると、
朗らかな笑顔で「よい子のみんなはマネしないでね!」
と返してくれた。
金パツくん、お疲れ様でした!

【info】
「上海許昌遊泳池」
住:許昌路375号(×揚州路)
TEL:6589-4524
営:6時半~7時50分
料:180元/月

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~上海ジャピオン2013年1月11日号

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