ローカル老房子ルーム

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趣味は老房子めぐり
運命の巡り合わせ

 上海に来て2年半のpecoさんは、広告会社勤務。
休日は、武夷路や武康路など、お気に入りの老房子通りをめぐるのが趣味で、
今の部屋も、付近を散策していた時から気になっていた場所だったとか。
 「不動産に行って、老房子で予算は2500元くらいと言ったら、最初に紹介されたのがここだったんです。
中身も好みドンピシャだったし、外から覗いてた時は絶対もっと高いんだろうな…
と思ってたから、もう即決しました!」
 pecoさんが高いのでは…と感じるだけあって、部屋のある建物は、1930年代築のフランス式建築。
上海市政府から優秀歴史建築に認定されていて、政府が3カ月に1回ワックスがけに来るという。
同じ建物内でも、内装の程度によって1万元を超える物件もあるというから、まさに運命と言わざるを得ない。
 また、隣に住む大家さんは、昔、外灘の銀行で働いていたという87歳のおばあちゃん。
キッチンなどの共同スペースで、仲良く交流している。
 何もかも理想的な部屋で、問題と言えば、電力が低いためシャワーとクーラーが一緒に使えない点くらい。
「古い建物の割に虫もあまり出ず、快適です」と笑顔で話した。

ワンポイントアドバイス
 部屋作りで一番大事なのは、物の置き場所をそれぞれ決めてあげること。
忙しいと物が散らばりがちになることもあると思うけど、こまめに片付けていれば、
クラシカルで魅力的な木製家具も引き立ちます。

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和室で精神のリセット
愛犬のための庭付き老房子

 上海に来て3年という36さんは、主にダンスミュージックを手掛ける音楽ディレクターをしており、
時にはMCやDJをすることもあるという。
普段は音の多い生活のため、喧噪から離れて精神をリセットするのも大事なのだとか。
部屋にいる時間も多いため、部屋の内装やインテリアにはこだわる性質だという。
 今の家に入居したきっかけは、「ある日帰り道で、昔飼ってたのとそっくりな犬を拾ったんですよ。
その時は普通のアパートに住んでいたので、庭付きの部屋に引っ越そうと決めて探した結果、
ここを見つけたんです」と語る。
 今の部屋はもちろんもともと和室だったのではなく、最初はボロボロだったそう。
大家に費用は自分で出すからと交渉し、1カ月半かけて和室にリフォームした。
日本と違って畳のサイズがバラバラなのはご愛嬌。
実家も和室で、日本の文化を愛する36さんは、取材時にも甚平を粋に着こなしていた。
 残念ながら、愛犬は引っ越してきて間もなく病気で亡くなってしまったそうだが、
「今は毎日お香を上げつつ、彼女や子猫たちと穏やかに暮らしています」と幸せそうに語る。

ワンポイントアドバイス
 思わず友達を招きたくなる素敵な和室だけど、
入り口からテレビの裏側が見えてしまっているのが惜しいかな。
入口の正面にテレビ台を移動すれば、空間も広くなって、ますますお客様を招待したくなりますよ。

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勉強にバイトに忙しい日々
理想の部屋を捜し求めて

 上海歴2年のメロちゃんさんは、東華大学で中国語と貿易を学ぶ留学生。
半年ほど前からは、日系サロンでネイリストのアルバイトもしている。
 最初は大学の寮に住んでいたが、半年もしないうちに外で友達とルームシェアをスタート。
それから2年間で、5~6回も引っ越しを繰り返した。
今の部屋を探す際にも、ローカル不動産をめぐり、10~20軒は見て歩いたとのこと。
 今まで引越しを繰り返してきたのは、湿気や水周りの問題が多かったからという。
今の部屋は学校からも近く中も清潔で大きな問題はないが、
空きスペースが少なく、友達を招きにくいのが悩みだとか。
 そんな中でも、備え付けの家具以外にテーブルや棚を自分で購入してアレンジしたりと、
居心地の良い部屋作りに余念がない。
ごちゃごちゃしがちな美容用品を籐かごでまとめたりと、
限られた空間の中でも自分なりの工夫を施す姿勢が部屋の随所に見受けられた。
 「今の家には8カ月くらい住んでいるんですけど、5階にあってちょっと階段がツライので、
実はまた引っ越したいと思ってるんです」。
メロちゃんさんの理想の部屋探しは、まだまだ続く――。

ワンポイントアドバイス
 棚もきれいに飾りつけてあって、女の子らしい部屋ですね。
カーテンを窓に取り付けてベランダも部屋の一部にしてしまえば、もっと空間を広く使えますよ。
テレビ台をベランダに移し、ベッドを縦にするのも良いと思います。

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骨折で部屋の大切さを実感
部屋と食事でハッピーライフ

 今回、部屋作りのワンポイントアドバイスに協力してもらったceliaさん。
プロのお部屋はどうなってるの? という編集部の好奇心に応えて、自身の部屋を公開してくれた。
 celiaさんは、半年ほど前にヒザを骨折し、
家にいる時間が増えて部屋環境の大事さを実感したことがきっかけで、今の仕事を始めた。
 「部屋環境は、日々の暮らしの豊かさを左右するもの。
でも上海では、家具も備え付けだし、いつまで住むかも分からないし…と、
部屋作りをなおざりにしている人も多いのではないかしら」。
 衡山路付近にある今の部屋は、東向きの明るい窓と、
そこから赤レンガの家々や浦東まで見渡せるナイスビューが決め手だった。
入居時にはもともとの家具の配置をかなり変え、大家さんもびっくりしていたとのこと。
アレンジ後には、「この部屋こんなに素敵だったのね」と言われたそうだ。
 細部までフランス風にコーディネートしてあるceliaさんの部屋。
先月も、2週間ほどフランスで料理の短期留学をしてきたとか。
「これからは、フランスと上海を行き来しながら仕事をしていきたい」と、目を輝かせた。

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~上海ジャピオン9月4日号より

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