キュート&上海らしく
まずは市内の専門店で買えるギフトをチェック。紅茶専門店「ザ・バンド・ティーカンパニー」のギフトセット(写真①)は、ブラックティー以外に「ミントティー・アールグレイ・鉄観音4個セット」(30元)を用意する。どちらも茶を輸出する貿易船を描いた美しいパッケージだ。チョコレート(写真②)は、上海みやげ物らしく東方明珠塔が描かれている。ほかにも多種多様なデザインのパッケージを揃え、選ぶだけでも楽しい。中身はすべて約16・5㌢四方のビターチョコだ。続いてのオススメは、小龍包と餃子のキャンドルセット。フタ付きの小さな蒸篭(せいろ)が2段重ねになったこのキャンドル(写真③)、開けた瞬間に誰もが笑顔になること請け合いだ。最後に麻雀牌風金太郎飴が詰まったキャンディ(写真④)をピックアップ。爽やかなソーダ味が夏っぽい。
定番パンダみやげ
ちょっぴりベタだけど、もらって嫌な気分になる人はまずいないのがパンダのみやげ物。珍しいハチミツ入りの湖南省産ビール(写真①)は、さりげないパンダ柄が◎。口に含むと甘さが広がり、のどを過ぎれば苦味が後を引く独特の風味だ。ほかに陳皮(ミカンの皮)入りビールやジンジャービールもある。
さて、空港の免税店でよく見かけるパンダグッズは、ショッピングサイト「淘宝(タオバオ)」で買うと免税店より安く購入できる。中でもマグネット(写真②)やマスコット(写真③)は1個10元以下とかなりリーズナブル。むしろ送料のほうが高いぐらいなので、友人と示し合わせてまとめ買いするのをオススメする。
おまけで紹介したいのがチャイナボタン(写真④)だ。こちらは日本の半額以下で手に入るので、手芸好きの友人に買って帰ろう。
中国好きなあの人へ
最後に、好きな人にはたまらない、マニアックな文房具みやげを紹介。今流行中のマスキングテープ、中国語で「和紙胶帯」と呼ぶ。かわいい柄が多い中で異彩を放つのが、清代・皇帝の乾隆帝の御印(写真①)や、故宮博物院に収蔵されている絵画「韓熙載夜宴」(写真②)がプリントされたテープ。使いどころがイマイチわからないが、歴史マニアには喜ばれるに違いない。麻雀好きには国土無双テープ(写真③)をセレクト。テープの柄はほかにも、中国山水画から古代イケメン男子アニメ柄まで種類豊富なので、選んでいて楽しい。
~上海ジャピオン2017年6月23日発行号