日本人のための支付宝便利機能ガイド

他人のアカウントを拝借

家族滞在ビザなどで中国に住んでいる人や、未成年の場合、中国で自分の銀行口座を開くことが難しい。だから「支付宝(アリペイ)」も便利そうなのに、使えない~という人に朗報だ。家族や友人に支付宝ユーザーがいれば、そのアカウントをシェアしてもらい、その人の名義で、自分のスマホから支払い機能などを使うことができる。その機能「親情号(家族アカウント)」の使い方を見ていこう。

まずは支付宝を使っている人に、「親情号」として自分の携帯番号を登録してもらおう。支付宝のミニプログラム「親情号」を検索し、シェアする相手の属性を選ぶ(画像①)。次に携帯登録画面が出てくるので、相手の電話番号を記入(画像②)。中国の携帯番号以外は登録不可なので気を付けて。最後に相手が月々使える金額の上限を設定すれば手続き完了だ(画像③)。

上限金額内で自由に利用

アカウントをシェアしてもらう側は、先に自分のスマホと電話番号を使って、支付宝アプリのアカウントを作成。「親情号」として、アカウントをシェアしてくれた人との連結が完了していると、その旨のメッセージが届く。

これで、支付宝を使った料金の支払いや振り込みができるように(画像④)。もちろん、使った料金はシェアしてもらったアカウントの銀行口座から引き落とされる。シェアされた人が料金を使うと、シェアした人にもその通知が届き、消費金額が月々の上限に達すると、以降は月末まで利用不可になる。

またこの「親情号」は、携帯番号だけでなく、ネットショッピングサイト「淘宝(タオバオ)」のアカウントとも連結可能。ネットショッピングも自由に楽しめるようになる。

短期滞在向けの便利機能

旅行時に両替の必要がなくなる! 話題なのがこの旅行者向けプリペイド機能「Tour Pass」。海外のクレジットカード・デビットカードを使って、支付宝内に料金をチャージすれば、支付宝のQRコードで支払いが可能に。もしチャージした料金が残った場合は、90日後に自動的にカードに戻される仕組みだ。この機能は、「支付宝」のグローバル版「ALYPAY international」か、中国の銀行口座と連結済みのアカウントのみで使用できる。それでは使い方を紹介しよう。

まず支付宝内で「Tour Pass」を検索し、チャージする金額を選択する。1回にチャージできる金額は1~2000元。最大5000元までの利用が可能だ。

金額を選択したら、基本情報とパスポートの顔写真ページの写真をアップ。そして、カード番号を記入する。利用できるカードの種類は現在、VISA、JCB、マスターカード、ダイナーズクラブ、アメリカンエキスプレスの5種類となっている。

チャージ手数料は5%

チャージが完了したら、QRコードを使った支払いが使えるようになる。ただ、タクシー料金の支払いなど、相手のQRコードを読み取って料金を支払う時には、支払い用パスコードを入力する必要あり。事前にマイページの「設定」画面から、6ケタのパスコードを設定しておくとスムーズだ。

今やオンライン決済が当たり前となっている中国、QRコード支払いができるようになると、ストレスなく過ごせること間違いなし。ただし今年1月3日(金)から、チャージに手数料5%が掛かるようになり、やや利用に割高感があるのが残念なところ。

渡航履歴などで色分け

昨今の、新型コロナウイルス感染症対策で開発されたQRコードシステム。外国人でも、支付宝で実名認証が済んでいれば、発行できるようになった。登録方法はカンタン。支付宝上でミニプログラム「随申碼」をタップすれば、自動的に生成してくれる。QRコードの有効時間は30分なので、提示を求められるごとに「随申碼」を呼び出す必要がある。

QRコードの色は、リスクごとに3色で色分け。上海で14日以上滞在し、感染の可能性が低い人はグリーン、14日以内に、上海以外の感染症流行地域に滞在履歴がある人は黄色、感染の疑いがある、もしくは医学観察下に置かれている人は赤色だ。銀行や病院、オフィスビルに入る時に提示を求められることがあるので、QR作成方法は覚えておこう。

無駄使いが一目瞭然!?

スマホやで支払いをするようになってから、どうも無駄使いが止まらい、という人にオススメしたいのがミニアプリ「記帳本」。名前の通り、支付宝を通じて払った料金や受け取った料金を、自動的に記録し、内訳を月々のグラフで表示してくれる家計簿機能だ。

支出は一般、買い物、食事、通信などに分類されて表示。前月比の支出の多さなどもチェックできるので、参考にして出費をコントロールしよう。ほか手動で、支付宝以外でのあらゆる支出や収入を入力すれば、完璧な家計簿が完成する。また、軌道交通やバス、レンタサイクルなどへ乗車時にも支付宝アプリを使って運賃を払えば、いつ、どこへ移動したのか記録が残るというメリットも。会社の経費精算が楽になるかもしれない。

おなじみ紅包キャンペーン

毎年1111日の独身の日や、春節に合わせて支付宝が行っている「紅包」キャンペーン。現金やクーポンなどが当たるこの制度、今回は3月17日(火)まで、ユーザーの仕事再開を応援するという名目で、現金や各種クーポンが当たる紅包を1日2回配布している。

紅包は、支付宝アプリで「開工紅包」と検索すると出てくるので、「開」マークを押して開封してみよう。配布時間は、毎日朝7時と16時。当たる商品は、0・1~88元の現金や、タクシー3元引きチケット、デリバリーアプリ「餓了」3~22元の割引チケットなど。編集班が数日試してみたところ、トータルで1元ほどの現金と、「餓了」の3元割引券が当選。う~ん、微妙だが、もらえるものはもらっておきたい。毎日コツコツと続ければいいことあるかも?

自分のポイントをチェック

支付宝ユーザーなら、誰もがたまっているはずのポイント。一度マイページの「支付宝会員」から、自分が何ポイント持っているのかチェックしてみよう。

このポイントは、様々な商品に交換が可能。500ポイントで、ネットスーパー「盒馬生鮮」と「天猫超市」の10元分金券がゲットでき、1500ポイントあれば、支付宝から現金を引き出す時の手数料が最大1500元まで免除される。ほかにも、20ポイントで様々な景品が当たるスロットゲームに参加できるなど、ポイント特典のラインナップは実に豊富だ。まあ正直言って、頑張ってためるほど魅力的な制度ではないが、手持ちのポイントで、思わぬ割引が適用になるかもしれない。

 

~上海ジャピオン2020年3月13日発行号

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