今日は外で 〝巣ごもり〟デート

2人だけのミニシアター

デートの定番、映画鑑賞。でも残念ながら上海市内の映画館は、現在もなお閉館中。そこで今、人気を集めているのが「プライベート映画館(私人電影院)」だ。

ここは、カラオケボックスのような個室に大きなスクリーンを設け、好きな映画を楽しめるスポット。多くは2~6人ほどの少人数で利用するよう設計されていて、プライベート空間でゆっくりと映画鑑賞ができる。飲食も自由だ。

今回は、ショッピングモール「大悦城」内にあるプライベート映画館「夢想空間点播影院」を訪れてみた。部屋のタイプは、2人掛けソファがある個室と、6人ほどが座れる大きなソファがある個室の2タイプ。映画は同店の微信ミニプログラムから選ぶ仕組みで、途中で変更も可。邦画も豊富で、中国の各動画サイトではまだ公開されていない『天気の子』をはじめ、約150作が視聴できる。利用料は平日が1時間55元~、休日が65元~/各人。

自由気ままな鑑賞を

映画の画質は普通だが、音響設備がしっかりしていて、臨場感あり。何より、人目を気にすることなく、ソファに寝転んだり、話の展開にツッコんだりしながらの鑑賞が楽しい。ホラー映画なんて観れば、2人の仲が急接近すること間違いなしだ。

なお、プライベート映画館は個人営業のものが多く、設備や映画の種類も場所によってピンキリ。中にはソファの替わりにベッドが置いてある…なんてこともあるので、今回紹介したようなチェーン店で、ショッピングモールに入居しているところに行くことをオススメする。

2人でまったりお茶タイム

静かなところでゆっくりと語り合いたい、というカップルは、中国茶を楽しむ茶館がオススメ。ここ「隠渓茶館」は、大通りから一歩奥まったところに店を構えており、隠れ家感満点。中国の人気ドラマ『安家』のロケ地に選ばれたことから、人気急上昇中の一店だ。店内の掘りごたつ式個室に入れば完全密室、2人だけの空間を確保できる。ビーズクッションなども置かれているので、だらりとくつろぐことも可能。また外のテラス席で、木洩れ日を浴びながらのアフタヌーンティーも気持ちがいい。

メニューは単品もあるが、セットがお得。「2人セット」(238元)は、紅茶「大紅袍」、プーアル茶に、フルーツ、ナッツ、ケーキが付く。茶は最初に店員が丁寧に淹れてくれ、後は部屋にあるポットを使って、セルフで湯を足していく。最初のオーダーと、茶を淹れる以外は店員が来ることはないので、会話を楽しんだり、本を読んだり、静かに動画を見たりと、思い思いの時間を過ごして。滞在時間は3時間まで。

おもしろ茶館を探そう

なお上海市内では最近、趣向を凝らした茶館が続々とオープンしている。同店のように、隠れ家的空間や個室が特徴のところもあれば、座席の間にドライアイスをたき込めて幻想的な空間を演出したり、金魚が泳ぐ池の間に座席を作ったりして、写真映えを狙っている茶館も。いつものデートスポットに飽きたら、茶館巡りをしてみてはいかがだろうか?

オールド上海の世界へ 

様々なコンセプトをもとに、オシャレで個性的な空間を提供する「テーマホテル」。上海きっての観光地「南京歩行街」のど真ん中に構える「等逅憶酒店」は、オールド上海をテーマにしたホテルだ。 同ホテルは、雑居ビルの7階に位置。ビル入口が暗いので少々不安な気持ちになるが、エレベーターで7階に上がると、そこにはモダンでエレガントな世界が広がる。緑色の路面電車を筆頭に、人力車、ガス灯、ステンドグラス…。
静かに流れる歌謡曲がムーディーだ。受付に向かうと、チャイナドレスを着たスタッフがチェックインを済ませてくれた。なお現在はパスポートのほか、健康情報QRコード「随申碼」の提示と、携帯番号で過去14日間の行動記録を表示させるシステムへの登録を求められるので、ご注意を。
家具にもこだわりがチラリ 
ルームキーを受け取り、いよいよ部屋を拝見。今回選んだ「依旧大床房」は、グリーンを基調とした落ち着いた雰囲気。小ぢんまりとしながらも、アンティーク調の鏡やバスルーム、サンダルウッドの香りのシャワージェルなど、細部にこだわりがチラホラ。一方で、全自動のトイレや音声指示ができる照明設備など、ハイテク機能も兼ね揃える。
昨年内装工事をしたばかりとあってキレイで清潔、湯量や温度も問題なし。テレビで映画鑑賞もできる。 部屋はほかに、窓付きタイプや、1人用バスタブが付いたものも用意。観光の合間の休憩や、気分を変えて1泊したい時に重宝するホテルだ。

~上海ジャピオン2020年6月12日発行号

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