生演奏とおいしい食事 音楽レストラン

ジャズ愛好家が集う

米・ニューヨークに本店を構えるジャズクラブ「ブルーノート」の上海支店。黒と青を基調とした店内は、音楽をじっくり味わうにふさわしい、落ち着いた空間だ。

普段は、スタンリー・クラークやチック・コリアなど、そうそうたるアーティストが来海し演奏する同店だが、コロナ禍ではそうも行かず。現在は国内アーティストを中心に、毎日21時まで生演奏ライブを行う。さらに21時以降は、客がステージに上がり、プロのピアノ伴奏のもと歌うイベントを開催。ジャズファンが自慢の歌声を披露している。

大御所が来られないのは残念だが、逆を言えば、同店で入場料なしで演奏を楽しめる機会は、今を逃せばなかなかないということ。取材班は事前予約のうえ土曜18時に訪れたが、ステージの真正面の席に通してくれた。なかなかのVIP気分だ。

ムーディーな時間を

この日の演奏は、「TINA AND JOHN」によるピアノデュオ。しっとりとしたピアノの調べと甘いボイスに、会場は一気にムーディーに。ディナーは「コース」(388元~/人)のほか、「ミックスフライプレート」(198元)や「BBQラム串肉セット」(188元)などを用意。また会場隣にはバーカウンターを併設し「ブルーノート」や「コールド・ジャズ」(各98元/杯)といったオリジナルカクテルを提供している。

上質な音楽が恋しくなった夜は、同店で特別な時を過ごしてはいかが? なお、日により貸し切りや別料金が発生することがあるので、事前予約がオススメ。

外国人歌手が登場

上海では珍しい、ウクライナ料理を提供するレストラン、その名も「ハロー・キエフ」。「メルセデスベンツアリーナ」向かいの商業施設2階に構える。

同店では毎週金、土、日の18時~20時半に生演奏ライブを催行する。この日は、ダンディな男性と、ロングヘアの美女という外国人ペアがステージに登場。ウクライナの美しい景色を背景に、『ラ・ヴィ・アン・ローズ』やウィリー・ネルソンの『Crazy』など海外の名曲をしっとりと歌い上げる。音量は問題ないが、席によってはステージが見えないこともあるのでご注意を。同店では、音楽をじっくり聴くのではなく、あくまでも料理のスパイスとして楽しむスタイルのようだ。

ボルシチはウクライナ発祥

さて、ウクライナ料理といってもピンとこない人が多いかもしれないが、実はロシアで有名な「ボルシチ」はウクライナ発祥なんだとか。ほか肉やポテトを使った、ワイルドでボリューミーな料理が特徴だ。

今回は、同店オススメの「ウクライナ豚足焼き(烏克猪手)」(128元)とスープ料理「ボルシチ(烏克蘭紅菜湯)」(28元)を注文。豚足は皮の焼き加減を選べるこだわりぶりで、やや油っぽいものの、フライドポテトとともにビールが進む一品。ボルシチはひとさじ加えられたサワークリームとスープのハーモニーが堪らない。

まだ海外旅行が厳しい現在、同店で東ヨーロッパの風を感じてみてはいかがだろうか?

店内はまるでライブ会場

中国の鍋料理・火鍋をつつきながら、音楽を聴けるレストランがあると聞き、やってきたのが「徐家匯」駅直結の「美羅城」7階にある「薇歌音楽火鍋」だ。

エレベーターで7階に上がると、カラオケ店「好楽迪」と隣り合う形でレストランがある。店内に一歩足を踏み入れれば、大音量で流れる音楽に、キラキラ輝くステージがお目見え。おっとここはライブ会場か? と思うぐらいの熱気に包まれている。

同店の火鍋は、辛い重慶風の「重慶老滷牛雑大紅鍋」(88元)からキノコ入りでヘルシーな「野生菌湯鍋」(68元)まで、7種のベースを用意。具材がたっぷりと入っているため、これに肉を頼むだけでも満腹になるぐらいだ。追加で頼んだ「精品小羔羊肉」と「花好月圓牛肉滑」(各48元)はガラスケースやバラの花に包まれて提供され、インスタ映えバッチリ。

自分も歌いたい時は…

店内では、アコースティックギターを抱えた男性が、C―POPを披露。張清峰の『十年』をはじめ、中国人ならお馴染みの有名曲を歌い上げる。アーティストは日によって変わり、大体毎日18時半~20時半まで演奏するそう。アーティストへ歌のリクエストや、バースデーソングの依頼もOKなので、パーティーに打って付けだ。ただ音が大きく、インターバルがほぼないので、店員を呼ぶのも、向かいに座っている人と会話するのも一苦労なのがやや難点。

火鍋でスタミナを付け、気分の上がるポップスに、よし、自分も一曲歌うか! と思ったら、隣のカラオケに駆け込もう。

~上海ジャピオン2020年9月25日発行号

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