中国・子どものお祝い行事

健やかな成長を願って

赤ちゃんが誕生し、幸せムードいっぱいの時。お祝い行事はここからスタートする。

まず、子が生まれた家庭は「紅鶏蛋」を用意し、親せきや職場で配り、あいさつする。昔は、男の子が生まれたら「紅鶏蛋」を、女の子が生まれたら飴やチョコレートを用意することが多かったが、現在は男女どちらが生まれても、菓子の詰め合わせを配ることが一般的となってきている。また赤ちゃんに贈られる「長命鎖」は、中国伝統の装身具。金・銀の鈴や飾りが付いたアクセサリーで、手首や足首に付けて子が元気に長生きするよう願う。

幼名は日本でいう〝ニックネーム〟みたいなもの。本名から漢字を1文字取り、それを2つ繋げる幼名が一般的だが、中には名前と全く関連のない幼名を付ける家庭もある。

宴会開催や散髪も

中国では赤ちゃんの生後1カ月を「満月(man3yue4)」と呼び、赤ちゃんが健康に育った一つの節目として、様々な祝いごとを行う。

満月酒(満月宴)は親族や友人を呼び、皆で食事をして祝う行事。ただ最近は、赤ちゃんの体調を考慮し、自宅でささやかに祝う家庭も増えている。招待された親族や友人は「紅包(祝儀)」を渡し、お祝いする。

また、生まれて初めての理髪もこの時行う。中国では、赤ちゃんが生まれる前に生えた毛(胎毛)は一度全部剃ってしまった方が、強く美しい髪が生えると信じる人が多く、眉毛やまつ毛まで切る家庭もある。一方で最近は、丸坊主は嫌だと、髪を切らない家庭も増えている。

最後の風習は、上海人でも知らない人が多いかも? 橋を渡ると、勇敢な子に育つんだとか。

1歳まで行事盛りだくさん

生後100日で再び「百日宴」という宴会が催される。この頃には赤ちゃんの首も座り、生活リズムも整っていることから、この宴会で赤ちゃんを親族や友人にお披露目する家庭が大半だ。メニューや広間の飾り付けにも力が入り、風船のアーチや、赤ちゃんの特大ポスターを宴会入口に設ける家庭も。

歯が生えたらおばが靴を贈るという風習は、日本人からすると不思議に思うが、中国では結構有名な迷信。ちなみに、子どもの歯が抜けた時は、上の歯を地面に、下の歯を屋根の上に投げる。これは日本と同じ風習だ。

1歳の時に行う「選び取り」も日本と同じで、中国語では「抓周(zhua1zhou1)」という。でんでん太鼓を選ぶと〝将来悩むことなく〟、肉まんを選ぶと〝衣食住に困らない〟という。

~上海ジャピオン2021年1月8日発行号

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