雑穀・玄米の炊き方
炊飯器編
材料(1合):玄米1合(150g)、梅干1個、自然塩少々、
だし昆布1枚(玄米の量に関係なく、小さなものを)
①玄米だけを最低1晩、水につける
②水を換え、2~3回転くらいグルグルまわすように軽くすすぐ。
そのままざるを上げ、水を切る
③炊飯釜に玄米を入れ、白米よりも0.5目盛多めの水と、
梅干、昆布、自然塩を入れる
④普通にスイッチオン
⑤炊き上がり
※始めは水分多めに見えますが、少し時間が経つと丁度良く馴染みます。
土鍋編
材料(1合):白米1合(150g)、
雑穀類は合計で白米の1割(15g)
①白米と雑穀を一緒に洗い水気を切る。
土鍋に、水1合分と共に入れ1時間おく。
※雑穀が1割程度の場合は、特に水加減を増やす必要はありません。
②火にかける。
火加減は弱めの中火。
炊き上がりまでは15分。
③沸騰したら、一気に炊き上げるために中火にする。
④沸騰する音と共に、勢い良く蒸気が吹き出す。
ふたを開けては×
⑤沸騰の音がなくなり、蒸気だけが上がってきたら、
再び弱めの中火にする。
⑥おこげの芳ばしい香りが漂ってきたら、炊き上がり30秒前の合図。
おこげ好きなら少し長め(1分ほど)に炊く。
火を止めて10分蒸らす。
⑦出来上がり。
雑穀の保存方法
保存の要領は白米と同じ。
高温多湿を避け、涼しい場所に保管しよう。
「雑穀処方箋」のようなオリジナルブレンドは予め容器に入れ、振り混ぜておくと使いやすい。
炊き上がった後のごはんは、炊きたての状態ですぐにラップをして冷凍しよう。
ひとり分(お茶碗1杯分)ずつに分けておくと、使うときも便利だ。
おにぎり型ににぎっておけば、解凍してそのままフライパンで焼きおにぎりも作れる。
先生からひとこと
雑穀と言っても、基本的にはふつうの白米と一緒に炊くだけなので、とても簡単ですよ。
「炊飯器での炊き方」でも紹介している玄米は、水に浸す日数を2、3日と長めにすると、発芽玄米になります。
玄米より栄養価も高くなるのでぜひ試してみてください。
雑穀ごはんや玄米ごはんで焼きおにぎりを作る場合は、崩れやすいので、おはしではなくしゃもじやヘラなどでひっくり返すようにしましょう。
池田由貴子さん
プロフィール
上海歴10年目になる2児の母。
食育指導士としてボランティア活動も行う。
キッチンスタジオ・キャラメルママ主催。
キッチンスタジオ キャラメルママ
自宅を開放して、自然食材を中心とした親子料理教室や、食に関する気軽な情報交換の場を提供。
TEL: 139-1658-7551
caramamash@yahoo.com.jp
~上海ジャピオン11月17日発行号より