市内の安価ワインに警鐘 国際ワイン博覧会を期に

 3月4日(日)、「2007国際ワイン博覧会」が開催され、国内外のブランドワイン約600種が出展された。しかし、市場に出回っている値段の手頃なワインの多くは未出展で、市内ワイン市場の未成熟ぶりが改めて指摘された。
 専門家によると、現行のワイン検査基準には、果汁含有量に関する項目がない。そのため、水で薄められたワインや、人工添加物を大量に使用したワインが多く流通しており、中にはブドウ原料を全く含んでいないものもあるという。さらに、製造年のニセ表示も問題視されている。
 この状況に対し、市酒類専売管理局局長は「悪質商品を市場から追い出すには、検査基準のさらなる細分化が急務」と話した。
(3月5日)

~上海ジャピオン3月9日発行号より

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