10月25日(月)、上海市閔行区北松公路で、
20人以上の市民が、凶暴化した犬に咬まれて負傷する事件が発生した。
犬は、通報を受けた閔行公安分局の治安部隊により捕獲された。
問題となった犬は、黒色で体長約80㌢、体高約60㌢でがっしりとした体格。
当日は、19時半ごろから約1時間半にわたり、通りすがりの人の手足に咬みつき傷を負わせた。
負傷者は、すぐに閔行区の防疫ステーションで予防注射を打つなど治療を受けた。
警察が聞き込み調査を行った結果、飼い主は、現場付近でカラオケ店を営む男性であることが判明。
同犬は、昨年夏にも同様に人を咬みケガを負わせていた。
また、男性は既に、警察を通じ負傷者に対し一部の医療費を支払っている。
なお「上海市犬類管理法」では、咬傷事故を起こした犬は、
狂犬病感染の有無を確認するため、一定期間の係留観察が義務付けられている。
係留観察中の動物が発症した場合は、直ちに殺処分となる。
(10月28日)
~上海ジャピオン11月5日号より