上海社会科学院青少年研究所などが、7月31日(日)、市における
12歳以下の子どもがいる保護者約2000人に実施した、
育児に関する調査結果を発表した。
これによると、35%の夫婦が育児を「非常に重い負担」だと回答。
制度上可能でも、2人目の子どもは持ちたくないと答えた夫婦は
45・3%に上った。
経済面での負担が大きな理由の1つで、育児費が家計可処分所得の
50%以上を占める家庭が9・9%だと判明。
2010年の調査によると、市の0~3歳児の年間平均育児費は
約3万2720元だった。
また、子どもの世話を負担に感じる夫婦も多く、市の12歳以下の児童の約4割が、
1人で留守宅に残されたことがあった。
このため放課後に子どもを預かる施設の拡充など、児童福祉の公共サービス
整備を望む声も目立った。(8月1日)
~上海ジャピオン8月05日号