中国香港で猛威を振るっているインフルエンザにより、上海発の香港旅行にキャンセルが相次ぐなど、市内旅行業界にも影響が出ている。
インフルエンザが流行している香港では、児童の死亡が相次いだため13日(木)から2週間、幼稚園・小学校が休校になるなど深刻な事態となっている。このため上海の旅行客でも、特に子連れの場合にキャンセルが殺到している。
上海錦江旅行、上海中国青年旅行社などの市内旅行社は3月13日(木)、メディアを通して「香港インフルエンザの流行は郊外が主で、観光地は深刻ではない」と説明、また市旅行委員会の注意勧告が出ていないことからも上海―香港ツアーは通常通り催行するとしている。
ただし専門家は、マスクやワクチン接種などの対策を強く呼びかけており、各旅行社はインフルエンザへの対応策を迫られている。清明節ツアーへの影響も懸念されており、香港ツアーの先行きは依然不透明となっている。(3月14日)
~上海ジャピオン3月21日発行号より