3月10日から無料開放を始めた上海博物館が初の週末を迎えた15日(土)・16日(日)、2日間の入場客数はのべ2万人近くに達し、大きな混雑があった。
両日とも、開館直前から入場客が殺到し、入場まで1時間待ちという状況も長く続いた。館内では、展示品に触れる、物乞いが横行するなどのマナー違反が相次いだほか、トイレ待ちに長い列ができるなど混雑による問題も深刻化。無料開放直後からメディアで報じられている様々な問題が、改めて浮き彫りとなった形だ。
同館オフィス主任の李峰氏は17日(月)、マナー違反の防止のために、監視員の増員や接触防止ガラスの設置などの措置を講じたと説明。入場時の服装チェックにも力を入れるなど、混雑による問題点を積極的に解決していく姿勢を示した。(3月17日)
~上海ジャピオン3月21日発行号より