上海市景観環境品質監視測定センターが、この度、市内全域の公衆トイレ
サービスについて、今後の見通しを発表した。
現在、市では公衆トイレを約2800カ所設置し、中心部の商業エリアでは、
男女の排泄設備の比率は1対2~1対3程度となっている。
これを2015年までに、1平方㌔メートル毎に少なくとも3カ所のトイレ
を設置し、同時に女性用個室の増設も行う。
同センター主任によると、今後建設する公衆トイレ内には、ベビーベッド
付きの個室や子ども用の小便器などの設置を進め、子連れで利用する女性の
便宜を図るとする。
また、管理者のいる公衆トイレには、外用の応急薬品や裁縫セットの配備を
すでに行っている。
なお市景観環境衛生部門は、街中にあるゴミ箱にトイレ案内図の設置も計画
中。
(6月21日)
~上海ジャピオン2012年6月29日号