上海市では、7月28日(土)から台風9号「蘇拉」、10号「達維」、11号
「海葵」が立て続けに接近し、強風や豪雨などの悪天候に見舞われた。
市鉄道部門は、台風の影響を受け、8月5日(日)、6日(月)の2日間、
洪水などの被害のあった南北両方面へ向かう列車を一部運休とした。
運休となったのは、上海発ハルピン行、福州発北京行など全16路線。
また同部門は、8日(水)に寧波など、浙江省沿海部方面を通る全列車の、
乗車券販売停止措置も取っている。
そのほか6日(月)には、市政府は、金山区や崇明島などの沿海部の住民を
中心に、20万人以上に対し避難勧告を発令。
「国民健康増進の日」に当たる8日(水)に予定していた、市内約350カ所
の公共スポーツ施設の無料開放も、10日(金)に延期した。
また、旧南匯区の農家では、台風の影響を受ける前に、ナシの収穫を行うなど、
各地で対応に追われた。
(8月7日)
~上海ジャピオン2012年8月10日号