市内大手旅行社の「Ctrip」や「春秋旅行社」らの発表によると、ことしから法定休暇となった端午節休暇中、近郊旅行に申し込みが殺到し、多くのツアーが売り切れとなった。
近郊旅行を多数催行する、上海体育場内にある旅游集散中心では、休暇初日となる6月7日(土)の1日だけで1万人以上が利用。普陀山や烏鎮、大明山などへの50本余りの1泊2日のツアーが全て完売するなど大盛況となった。
期間中、特に売れ行きが好調だったのが、粽の生産工場の見学などを含む寧波へのツアー。ことし5月に世界最長の海上橋「杭州湾跨海大橋」が開通し、寧波へのアクセスが便利になったことも人気の一因と考えられている。
ある旅行関係者は、「端午節の旅行は、はじめは注目度も低く、申し込みも少なかったが、直前になって状況が一変。滑り込みでの申し込みが殺到し、まるでゴールデンウイークのようだった」と話した。
(6月8日)
~上海ジャピオン6月13日発行号より