上海市では、10月21日(日)、軌道交通3・8号線「虹口足球場」
駅で、駅構内の乗り換え用コンコースが開通した。
同駅では、これまで両線を結ぶ通路がなく、乗り換え時には一度
改札を出る必要があった。
同コンコースは、地下2階の8号線駅から地上4階の3号線駅を
2本のエスカレーターで結び、乗客の安全を考慮して、その乗降部
と中間に計4つの緊急時制御装置を設置している。
なお、乗り換えには5分程度かかり、改札を出て地上を経由した
場合と所要時間は変わらない。
しかし、コンコースの総面積は3400平方㍍に及び、他駅に比べ
て幅が広く、混雑緩和に一役買うものとされる。
また、15日(火)には、年内開通予定の12号線が試験運行を実施。
同線では、市で初めて自動空調制御機能と車輪の騒音軽減技術を
採用している。
(10月22日)
~上海ジャピオン2012年10月26日号