おいしいだけでなく、遊び心にも富んだ料理
〝70後〟の拠り所
何を隠そう、僕は編集部で数少ない
「70後(1970年代生まれ)」なのですよ。
うちの会社は「80後」が多くて、
そろそろ「90後」まで進出してきそうな
勢いでしてな。
いやはや、これぞ光陰矢のごとしと、
古人の言葉を噛みしめている、
まさにその時に目に飛び込んできたのが、
こちらのお店、
「70後飯吧」なのでございます。
3階建てで、なかなか広いですが、
なんと、20人待ちですとな!
くくう~、じれったいですが、
「生于七〇年代(70年代に生まれた)」
というロゴ入りのホーローカップで、
温かいお茶をいただきながら待つとしますか。
軌道交通7号線「長寿路」駅を出てすぐ
懐かしく新しい味
こちらのオススメ料理は、
「70土漢堡」(18元)。
揚げパンを練乳につけて食べるのですが、
パンに、あの臭いの強烈な
臭豆腐が挟んであるのです。
80後たちにとっては、
罰ゲームのような料理かもしれませんが、
酸いも甘いも噛み分けた僕にかかれば、
なんてことないですな。
さらに、山椒の効いた
やわらか~い鶏肉「椒麻鶏」(58・8元)に、
ポークベーコンとニンニクの芽を炒めた
「蒜苗要臉」(25・9元)、
豚肉のそぼろ入り茶碗蒸し
「媽媽蛋蒸肉」(17元)と、
どれも大満足の味。ああ~これは確かに、
ママンの味がしまする~。
ほかにも、普陀区にある百聯中環購物広場の
店舗は最近リニューアルし、
徐家匯にも開店準備中だとかで、
まさに破竹の勢い。
70後、万歳ですな!
info
住所 常徳路1217号
TEL 6040-2808
営業時間 11時~14時、17時~22時
席数 約300席
予算 約60~80元
~上海ジャピオン2012年11月23日号