32万人が灯篭や満月を鑑賞 元宵節の豫園が大賑わい

旧暦の正月から15日目にあたる元宵節を迎えた2月9日(月)、灯篭祭り「灯会」が開催されていた豫園には、あいにくの曇り空にも関わらず、32万人の市民や観光客が詰め掛け、大きな賑わいを見せた。
 元宵節は、旧正月後初めての満月の夜に灯篭を掲げ、一家団欒を祝う伝統行事。
当日は、灯篭の鑑賞や、家族そろって「湯圓」(ゴマ団子)を食べる風習がある。
そのため、同日夜には、多くの市民が灯篭鑑賞するとともに、園内の「寧波湯圓店」の湯圓を求めて、長い行列を作った。
 また、今年の元宵節は、近年52年で最も丸くて大きい月が見られるということで、満月鑑賞も見所となっていた。
同日、市は厚い雲に覆われていたが、月が最も丸くなるとされた22時49分には雲が晴れ、市民や観光客の目を楽しませた。
豫園では、1月26日(月)~2月12日(木)まで灯篭祭りが開催され、今年の干支である「牛」にちなんだ灯篭が多く設置されていた。
(2月10日)

~上海ジャピオン2月13日 発行号より

最新号のデジタル版はこちらから




PAGE TOP