19日、中山公園にあるショッピングモール龍之夢が、世界小売業第2位を誇る家楽福(カルフール)と長期契約を交わした。
龍之夢は、長峰不動産が30億元を投資して建設したショッピングモールで、総面積32万平方㍍を誇る。
ところが、開業わずか3ヵ月にも関わらず、すでに消費者からの人気は低く、出店店舗数も50%に達していないという。今回のカルフールとの契約は、こういった現状を打開するためとも考えられている。
カルフール中山公園店が開店すると、市内にあるカルフール10店舗の中でも最大の敷地面積を誇る店舗になる。
中山公園付近は長寧路と凱旋路が交差しており、さらに地下鉄2号線、3号線、4号線が隣接している。龍之夢の商業圏である1・キロ㍍圏内に住む人は約30・5万人。さらに地下鉄の利用者20万人を合わせると、毎日40万人から50万人が中山公園付近を利用していることになる。
この付近の住宅開発も進んでおり、今後さらに人口が増加していくと予想されている。(3月23日)
~上海ジャピオン2006年3月31日発行号より