3月14日(土)14時頃、虹橋空港を離陸した羽田行きの日本航空JL8878便がエンジンに異常を生じ、整備・点検のため同日15時頃、浦東空港に緊急着陸した。
乗客208人と乗員14人にけがはなかった。
同航空関係者によると、離陸直後に、エンジンに異常な振動が生じ、警告灯が作動した。
同機の4基あるエンジンのうち、左翼内側の1基に鳥の血が付着した跡があり、今回の事故は、鳥との衝突「バードストライク」が原因で起こったと見られているが、詳しい事故の原因は現在調査を進めている。
今回の緊急着陸により、乗客のうち70人は、当日別の便に乗り換え、残りの乗客は翌15日(日)に日本に向かった。
バードストライクは世界各国で毎年約1万回発生しており、世界的に深刻な問題となっている。
最近では、今年1月にアメリカで、バードストライクによりUSエアウェイズ機が、ハドソン川に不時着する事故が発生している。
(3月15日)
~上海ジャピオン3月20日 発行号より