上海の濃霧日全国平均の14倍  冬期は発生率上昇の可能性

上海市気象局は、11月3日(日)、今年1~9月に市内で濃霧が発生した日数が、計73日に達し、全国平均の4・7日を遥かに上回ることがわかった。

市で観測された濃霧日は、7~9月は3日に留まったが、大気循環が影響し全国的に悪化した1~3月で43日、4~6月は27日だった。冬期から春期にかけては偏北風の影響により穏やかな天候となり、空中に浮遊する粒子状物質が滞留するため、濃霧の発生率も上昇。

一方、今年1~9月の市の空気汚染が観測された日数は、濃霧日を超える全85日だった。専門家は、濃霧は大気汚染と密接な関係があるが、必ずしもイコールではないと指摘する。

また市では、10月18日(金)に「上海市衛生空気行動計画」を発表。2017年までにPM2・5の年平均濃度を、12年度の数値から約2割減少させることを目標に掲げるなど、具体的な対策を提示する。(11月4日)

~上海ジャピオン2013年11月8日号

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