市衛生局は、5月10日(金)、市婦女保健所などと共同で「母乳育児の促進」に関するフォーラムを開催し、05年時点で32・8%だった市の母乳育児率が、現在89%に達していることを発表した。
市の産婦人科によると、メラミン問題が顕著となった昨年10月以降で母乳育児率が急上昇。
多くの妊婦が、妊娠期間中に母乳育児の準備を始めているとしている。
また、別の調査では妊婦の多くが妊娠中に粉ミルクの過剰セールスを受けていることも浮き彫りとなった。
医療機関が媒介となっているケースも多く、48%の粉ミルク製造会社が医療機関でセールスを行っているという。
これに対し、市衛生局は、こうしたセールス方法が違法であることを周知すると共に、排除していく考えであることを示した。
(5月11日)
~上海ジャピオン5月15日号より