上海市の浦西と浦東エリアを結ぶ延安東路トンネルの大規模工事が、
来年の春節以降に開始されることが明らかとなった。施工期間は1年で、
これに伴い浦東から浦西へ向かう地下通路を封鎖する。
トンネルは浦東から浦西へ向かう北線と、逆ルートの南線に分かれ、
それぞれ1988年、1996年に開通。これまで部分的な補修を
行ってきたが、大規模な工事は初めて。
今回の工事では、主要な目的が3つ掲げられる。1つは安全運営のため
監視カメラや消防設備を整え、全体的なモデルチェンジを試みること、
また現在浦東に建設中の全長約6㌔、計4車線を有する地下道東西
トンネルと連結し、将来的には延安東路トンネルから浦東金橋まで
車での走行を可能とすること、さらに、環境保護や省エネ機能などの
メリットも見込まれる。
そのほか11月29日(土)には、軌道交通14号線と「浦東大道」駅の
連絡通路の建設工事に伴い、約5年に渡り浦東南路―歇浦路を封鎖。
ただし、両側5~7㍍の通路を確保、近隣住民の通行を妨げない
とする。(11月24日)
~上海ジャピオン2014年11月28日号