丁寧に骨を取り除き、薄くスライスした黒魚
日本人による火鍋店
次の取材先はどこにしようかと悩んでいると、おあつらえ向きに開店して間もない火鍋屋さんの情報をゲットしました。しかも、オーナーは日本人の方とのことで、これはきっと、一味違う火鍋を味わえるに違いない、と早速行って参りました。
11月にオープンしたばかりなのですね。飲食店がひしめく中山公園の兆豊広場地下にあって、燃え上がるフェイクの炎が目印です。
火鍋と言えば、まずはスープ選びから。辛いのと白湯のと半々の鍋が定番ですが、新年で胃が疲れ気味なので、今日はオーナーイチオシの鶏豚骨白湯オリジナルスープ「楠洋滋味特供鍋」(28元)を。そして、店名にもなっている〝三秒魚〟こと黒魚(ライギョ)。店内の生簀に活きのいいライギョが入っていて、注文が入ってからさばいてくれるんだそうです。
黒魚はしゃぶしゃぶ
少しお時間がかかるので、その間にタレの調合をしましょう。老干媽や酸豆角もあるのが珍しいですね。スープが沸騰すると、ネギの入った椀をいただき、そのままひと口。う~ん、コクがありながらもあっさりしていて、辛いのが苦手な人にうってつけですね。
肉や野菜、それにハート形に盛られたエビのすり身「手工鮮蝦滑」(32元)なんかを投入してから、メインのライギョが登場。刺身のように薄く切られていて、3秒しゃぶしゃぶしていただくそうです。
ああ~、予感通り、従来のイメージの火鍋とは一線を画したお味でした。これなら、辛いものに目がない編集長も気に入るかも?
info
住所:長寧路999号兆豊広場地下1階
TEL:182-2152-8598/158-2182-2287(日本語可)
営業時間:10時~22時(21時半ラストオーダー)
席数:約50席
予算:約50~70元