欧州の大手投資銀行「UBS」は9月17日(木)、上海市を含む世界71都市の物価、給与額及び購買力に関する調査報告を発表。
これによると、上海市の物価がベルリンやバルセロナより高く、他ヨーロッパ諸都市に追随する勢いを見せていることがわかった。
同調査は世界中の都市を対象に、物価、賃金、所得、労働時間などから生活レベルを分析し、その調査結果を3年ごとに公表。今回は各国の商品122種とサービスの標準価格を比較し算出した。
アジアでは東京が最も物価の高い都市とされたが、住宅賃貸料を含めると中国香港が東京を抜き6位。また北京もマドリッドより高かった。
給与額の最も高い都市はチューリッヒ、ジュネーブ、ルクセンブルクの3都市。日本を除くと、中国香港がアジア首位である一方、上海は54位、北京は61位と大きく差が付いた。
なお上海の有給休暇取得日数は7日間で、世界最低となった。
~上海ジャピオン9月25日発行号