上海市政府が近頃開いた洪水防止作業会議の席上で、今年の6~9月、上海市ではエルニーニョ現象の影響を受け、降水量が多く、猛暑も予想されることから、今夏は気象災害の防止に努める必要があるとした。
エルニーニョ現象は、太平洋赤道域の中東部海域で海面水温が例年に比べ0・5度以上高くなる現象。市気象局によると、6~9月の総雨量は650~750㍉で、例年の684・5㍉を上回る予想。さらに局地的な豪雨や突風、雷など突発的な天気の変化も例年に比べ増えるとし、注意を呼びかけている。また、例年6月17日~7月10日頃までの梅雨も、梅雨入り、梅雨明けともに遅れ、雨量も例年に比べ大幅に増える可能性があると言う。
また6~9月の平均気温は27~28度で、35度を超える高温日は14~21日、37度以上の猛暑日は4~7日、最高温度は39~40度を予想。期間中に勢力の強い台風が1、2回到来する見込み。
(写真は新浪より)
~上海ジャピオン2016年06月03日号