上海市普陀区普雄路のマンション内で10月9日(月)、フードバンク施設「緑洲長寿社区食物銀行」が設立されたことがわかった。
同施設では、附近のホテルやスーパーから、品質に問題がなく賞味期限内であるものの、様々な理由から廃棄処分予定となっている食品の寄付を受け、それを生活困窮者に無料で提供する。施設の管理や清掃は、同区のボランティアスタッフが担当。現時点では企業からの寄付のみを受け付ける。
一方同区西康路にあるレストランでは9月28日(水)から、店の外に冷蔵庫を設置し、そこで余った料理を無償で提供するボランティア活動を開始。店主によると、毎日約25箱の食品を冷蔵庫に入れているが、残ったことはないと言う。監視カメラの設置や衛生管理など多少のコストはかかるものの、この活動を通じ、生活が困難な人に食事を提供でき、環境保全に繋がればと話す。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2016年10月14日号