昆明目指して出発

オレはウルフ。ロードバイク好きの留学生。中国の国道を自転車で旅してるんだ。よっしゃ～、ようやく冬休みだ！ってことで早速長距離旅に出るぞ。今回目指すは、中国南部に位置する雲南省瑞麗市。この国道３２０号線に決めたのは、上海市と雲南省の観光都市、昆明市を結ぶ高速鉄道「滬昆高速鉄路」が年明けに開通したのを記念してってところかな。鉄道なら10時間程度で着くんだけど、オレは自転車で２週間かけて進んでやるぜ。スタート地点は、駅の大改築で話題（？）の人民広場から。レッツゴー！

まずは、浙江省の嘉善県に寄っていこう。ここには、夜景がキレイで有名な観光スポット「西塘」っていう水郷があるんだけど、今はまだ昼前。上海市からは１００㌔ちょっとだから、夜景はまたの機会に取っておくとして、昼メシだ。何でも「荷葉粉蒸肉」っていう料理が有名らしいからそれを食べるとするか。豚肉をハスの葉に巻いた料理で、肉の周りに付いている香米っていう細長い米や花椒が味のアクセントになっていてイケるな。腹を満たしてエネルギー満タン、先に進むか。

ヴェネツィア観光!?

よっしゃ～、浙江省は桐郷市に到着！この市の北部には〝アジアのヴェネツィア〟と呼ばれるほどキレイな水郷エリア、烏鎮があって、もう日が暮れ出したけどせっかくだから観に行ってみよう。おっと、水郷に着く前にシャレオツエリアを発見。土産物屋やカフェが入店している。レトロな建物が並んでいて、オレンジ色の街灯がいい味出しているな～。こういう発見があるから、旅はウキウキするよな。先は長いし、今日はここまで。さあ、次の街を目指してゴーイングハイウェイ！

～上海ジャピオン2017年1月20日発行号