CCTV(中国中央電視台)によると最近、上海市を含む中国各地を走ることを想定した、最新技術を駆使した〝スーパー高速鉄道〟が実現に向け研究開発中であることがわかった。
〝スーパー高鉄〟は、音速の3倍、航空機速度の4倍に当たる最高時速4000㌔。上海―北京間を約20分、北京―天津間はわずか3分で結ぶ速度だと言う。〝スーパー高鉄〟の研究開発及び製造を請け負うのは、中国航天科工集団(CASIC)。世界トップレベルの技術を採用し、真空管を通り抜けるカプセルのイメージで磁気浮上式リニアモーターの技術を用いる。これにより、空気抵抗力を現在の高速鉄道の3%まで引き下げられる。
〝スーパー高鉄〟の雛形として、全長45㍍の世界初の真空管道超高速リニアモーターカーの円形実験ラインを四川省の西南交通大学内に設置。最大積載量は1㌧で、地上からの浮上は2㌢となっている。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2018年12月14日発行号