中国中央テレビ(CCTV)は「国際消費者権利デー」の3月15日(金)、毎年恒例の特別番組「3・15晩会」を、上海市を含む全国各地で放送。中国の銀行カードである銀聯カードのNFC非接触型決済機能「閃付(QuickPass)」に関し、モバイルPOS端末を利用した窃盗行為があることを指摘したことがわかった。
「3・15晩会」によると、同機能は1000元以下の買い物で、パスワードを入力せずに支払いを済ませられるため、利用者が被害を受けやすいと報道。これを受け、銀聯カードを発行している中国銀聯股份有限公司は16日(土)、声明を発表。指摘を受けた窃盗行為は、1000万分の2の確率でしか起こらない〝ごく稀なケース〟だとし、仮に盗難被害を受けても原則的に全額を補償しているとした。
同番組ではほかに、AIロボットが、1つの電話番号で5000件以上の迷惑電話を掛けていることなどを明らかにした。
(写真は新浪より)
~上海ジャピオン2019年3月22日発行号