かゆみ止めに漢方由来の1本
――夏真っ盛りで、よく蚊に刺されます(泣)。
先生 中国では「六神花露水」を、必ずといっていいほど一家に1本は常備しています。蚊に刺された時に使ってみましょう。
――スーパーとかでよく見掛けます。
先生 これはオウゴン(黄芩)やハクセンピ(白鮮皮)といった漢方成分をベースに作られたかゆみ止め液です。ハーブの香りが爽やかですね。蚊に刺されたことで起こるかゆみや腫れなどを抑えるほか、汗をかきすぎることで起こるあせもにも効果的。夏は疲れやすい時期なので、そんな時に「六神花露水」を使えば、疲労を回復し、気分がシャキッとしますよ。
――本当に夏にピッタリの1本ですね! 使い方を教えてください。
先生 蚊に刺された場所に、適量の「六神花露水」を塗りましょう。あせもの場合は、1日2~3回塗ると効果が高まります。また疲労時には、目尻と眉尻の中間から後外方へ約2㌢のへこんだところにあるツボ「太陽」の辺りや、首の後ろにある大きなくぼみの外側にあるツボ「風池(ふうち)」、手首の内側部分にあるツボ「内関(ないかん)」などに「六神花露水」を数滴塗れば、気分がスッキリします。液が目に入らないように気を付け、妊婦の人は使用を控えましょう。
~上海ジャピオン2020年8月7日発行号