上海申通地鉄集団は最近、軌道交通18号線一期のテスト運転を正式に開始したことを明らかにした。
同線は、宝山区「長江南路」駅から浦東新区「航頭」駅までの全長36・8㌔で、26駅を設置。両区と楊浦区の3つの区を跨ぎ、市内の東南地区と東北地区を繋ぐ。うち10の駅で乗り換えができ、12路線と接続。なお今年中に「航頭」駅~「卸橋」駅の8駅間が開通し、「卸橋」駅~「長江南路」駅は21年末までに完成する。
同線の車両には全自動運転システムが搭載されており、中央コントロールセンターからの遠隔操作による完全自動運転が実現。さらに、各車両にスマートフォンの無線充電スポットが取り付けられていたり、車両内の照明は昼間が寒色、夜は暖色に変化したり、自動調温エアコンで乗客が車内で心地よく過ごせるよう工夫されたりしている。同路線一期における駅構内の施工状況は現時点で85%以上達成している。
(写真は新浪より)
~上海ジャピオン2020年10月9日発行号