上海市崇明区崇明島の東平国家森林公園及びその周辺で5月21日(金)、「第10回中国花卉博覧会」が開幕する。これを前に近頃、同博覧会の美しい会場が次々と公開された。なお会期は1カ月強。
会場内には全長26・62㌔に及ぶ19本の川と、総面積53万7400平米に渡る5つの湖畔を新設。会場は北園と南園に分かれ、北園にはメインエリアを3カ所設置。〝彩蝶戯牡丹(色鮮やかなチョウがボタンの上を羽ばたくさま)〟を表現している世紀館は、建物がチョウの形を模しており、広さはテニスコート約20面分の面積を誇る。また、長方形の紙を幾重にも折ったような形をした天井の復興館は、切り絵細工「剪紙」の技術などからヒントを得て設計。4つの展示ルームを設置し、中国各地固有の草花を展示するという。「竹藤館」は、竹を使って繭(まゆ)のように編み込んだ形をしていることから〝竹繭〟の異名を持つ。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2021年4月23日発行号