開通を待ち望まれていた軌道交通10号線が、
4月10日(土)に試験営業を開始し、初日は延べ7万6000人が利用した。
開通初日は休日だったこともあり、際立った混雑は見られなかった。
統計によると、特に利用客の多かった駅は「豫園」駅や「南京東路」駅で、4000~5000人が乗車した。
新路線を体験したいためにわざわざ利用する乗客も多く、運営部門は今後の利用客の増加を見込んでいる。
しかし、信号や設備などが未だテスト調整の段階にあったため、遅延がたびたび発生。
20分以上列車が到着しない時間帯もあったという。
関係者は、「出来るだけ早くテスト調整の作業を終わらせる」としており、
利用客には今しばらくの協力と理解を求めている。
また、8号線と交差する「四平路」駅では、駅が複雑になったとの声も上がった。
軌道交通10号線の運行区間は、市北東部の「新江湾城」駅から虹橋空港近くの「航中路」駅まで。
五角場、豫園、淮海路、古北などを経由する。
試験営業期間中の運営時間は9時~16時。
(4月11日)
~上海ジャピオン4月16日号より